ヴェポライザーレビュー うむ美味いおじさん

タバコを吸うためのヴェポライザーをレビューするサイトでした

Weecke C-Vapor3

<前書き>

このブログは喫煙を推奨するものではありません。

タバコは健康を害します。できる限り吸わない方が良いものです。

紙巻きタバコから離脱できない方、少しでもタールによる健康被害を減らしたい方、

タバコ代を節約したい方、そういった人たちが最終的に禁煙へ向かうための情報提供を目的に作成しております。

 

ヴェポライザーのレビューは全て主観になります。

私が感じた印象は、実際にヴェポライザーを利用するかた達の印象とは異なるかもしれません。

 

喫煙は二十歳になってから。

その他、細かい詳細についてははじめにをご一読ください。

 

<第三十四弾>

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Weecke社はミドルレンジ帯のヴェポライザー、FENiXやFENiX miniそしてこのC-Vaporシリーズを世に送り出し、明確に日本を販売ターゲットの一つに設定して販路を広げているヴェポライザーシリーズです。

その分、説明書が日本語で書かれていたり、返品を含めた保証がスムーズであったりとメリットも多いのですが、発売前にレビュワーに対して商品のバラマキが行われウェブ上では実態以上に幾分誇大した賞賛の記事が溢れているのも現実です。C-Vapor3の実際のところはどうなのでしょう、楽しみです。

 

*注意*

残念ながらC-Vapor2+を入手していないので、前機種との比較ができません。自分の手持ちの他の機種や、C-Vapor3自体のメリットやデメリットが中心に書かれることになります、ご容赦ください。

 

[結論先取り このレビューに書かれていること]

・C-Vapor3だから優れた**、というのはちょっと思いつきません

・トータルのバランス(コスパ)は優れている印象です

・様々な選択肢がある時に、エントリーとしての選択は悪くないのですが、ハイエンド持ってる人が選ぶ機種ではない気がします

・メンテナンスはしやすい方

・ここなら安いよ

 

[外観]

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Weeckeは商品ばら撒いてるから、うまおじも受け取ってレビュー書いてんじゃねーの?というのを最初に否定しておきます。7,980円きっかり自腹でございます。しがらみはありませんから好き勝手書きますよ。

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スキットルタイプの形状、手触りはHerbstick Relaxとまったく同じです。しっかりした作りだという印象。ただXVAPE FOGやXMAX Starryと比べると幾分弱さを感じる。

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ディスプレイです。設定温度、現在温度、バッテリー残量。標準的な情報量ですね。

 

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セラミックチャンバーで、底部にフィルター。このすり鉢状になったチャンバー部にシャグを入れるわけですが、意外に入れづらい(粉シャグがすり鉢に散る)。
付属品と説明書読む限り、このフィルターを交換するという概念はなさそうです。チャンバーはまぁ、標準的なコンダクションっぽい感じ。

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一つここにC-Vapor3ならではの工夫というものを感じます。右のくるくる回転する装置がエアフローで、回転させることでドロー調節ができます。エアフロー調節ができるのは自分が知る限りだと、これとVivant Alternate、iFocus Pithぐらい。

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事前勉強のために専門スレに潜り込んで調査してたのですが、どこもかしこも「ヒートシンクは?どうなの?ヒートシンク!!!」ヴェポライザーにヒートシンク?どういうこと??と疑問だったのですが。

ヒートシンク、これであってますよね。

チャンバーの蓋とマウスピースが連結した構造で、それぞれ分解ができます。

フィルター兼チャンバー蓋 → ヒートシンク(510規格) → (510規格)マウスピース

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マウスピースは510接続なので、510のドリチが全部使えますね。

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ヒートシンク採用するぐらい放熱にこだわってるのにステンレスマウスピースはナシだと思いますが、こういうこともできます。そう510接続ならね。

 

[性能]

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・最初はセッション回数12-14回と書いていたのですが、思った以上に長持ちしますので改めました

・ヒートアップタイム 30度 → 190度 約25秒(!割と早い!)

・セッション残時間がカウントダウンで表示されます、イイネ!

・ボタンはたった一つ、電源ボタンで全てをコントロールします。

  ・5クリックでon、起動時自動ヒートアップ、起動時電源長押しで10度ずつUP

  ・温度は10度刻みで8段階(160度→230度)調節

機能自体は必要なものが十分に、という印象です。

 

・吸ってみての感じですが、本体の熱さとかマウスピースの熱さとか全然ないです、ミストはちょっと暖かいですけど。

・ヒートシンクは吸い終わった後の蓋を外す時にアチチにならないように設けてあるんですね、よくわかった。

 

[喫味]

<着香 チェシャグ 緑 190度>

プラ臭機械臭を極力減らすため、230度で空焚き3回ののち、先にメンソール系からレビューしていきます。ドローは重めが好きなのでエアフロー絞ります。

チャンバーのすり鉢形状はこぼれにくいのは良いのですが、詰めにくいのが難。
棒使ってややキツめに詰めて、吸ってみます、緊張の一瞬。

 

加温に伴い最初はメンソールのフレーバー、その後チェシャグの旨味が広がります。

幸いプラ臭は皆無といっていいです。チェシャグの旨味や香ばしさ、酸味は十分とは言い難いですが、メンソールのフレーバーがしっかりしているのでそれほど不満な感じはありません。

メンソールのフレーバー強度、チェシャグの旨味は2分過ぎたあたりからわずかに減弱しますが、1セッション4分は満足な喫味のままで終えられます。

喫味の傾向を書くなら、クリアさを欠き、こもったような喫味で、シャグの特性は十分引き出してるとは言い難いですが

紙巻に近いテイストで割と濃厚、ピーク時間が長いため比較的満足度は高いです。

手持ちの機種と比較しますと、FOGよりは濃厚さに欠き、当たり前ですがSolo2よりは濃厚さクリアさともに乏しく、チェ緑に限って言えばFenixと同等か幾分濃いめ、

トータルで「標準的なコンダクションの喫味」といえます。

 

<非着香 チェシャグ 赤 190度>

個人的にはチェ赤が美味いなら他にも美味いシャグが見つかると位置付けてますが、どうでしょう。

加温とともにわずかにチェシャグの香ばしさと旨味が出てきます。60秒ほど経つとミストが生まれ、キックと酸味、比較的濃厚な喫味が出てきます。チェ赤の本来の旨味や酸味が引き出せているかと言うと、やはりその点はボヤけた印象がありますが、喫味としては割と濃いのでそこまで大きな不満ではありません。

180秒(残60秒)ほどで喫味が減弱していきます、この辺になるともういいかな?ということでoff。

濃さもキックも悪くはないのですが、シャグのフレーバーが潰されてしまってるような印象、ピークはXMAX FOGの方が美味いし、ピークタイムもXMAX Starryの方が長いですね、Herbstick Relaxとかと比べれば断然C-Vapor3の方が美味い。断然!

 

<非着香 ハイタバコ バージニアブレンド(黄) 190度>

旨味と香ばしさが、これは濃いですね、嫌味(雑味)もない。キックもある。

吸い疲れもなく1セッションをフルで楽しめます。

驚くほど、というわけではないのですが、十分な満足感で味わえる。美味いね。

これはいい。

 

<着香 Harvest mint 190度>

残念ながら全体的に薄く、弱く、あえてC-Vapor3でHarvest mintを吸うメリットは感じませんでした

 

シャグとしては個人的には喫味がこくなるものを選んだ方がいいでしょう。

なお、先日実施したアンケートによりますと、C-Vapor3を使う時のシャグは

一番好きなシャグリスト

チェシャグ黒 2/9、チェシャグ緑、赤、コルツグリーンティー、コルツバニラ、ハイタバコ黄、バリシャグ青、チョイスラムコーヒーが各1という結果でした。
アンケートには「C-Vapor3でシャグを吸う時のコツ」も併記されております、ご参照ください。
 

<メンテナンス、使い勝手>

シャグポンはまぁ無理でしょう、シャグがカサカサになるので掻き出し棒でサラッと出してください。

専用スレ見てて思ったのですが、自分は毎回シャグをキツキツに詰めてしまっているので、ふわっと詰めた場合はシャグポンできるのかもしれません、自分のシャグポン判定は渋い(シビア)と思ってください。

マウスピース兼チャンバーリッドも分解して丸洗いできますので、フィルター無くさないように丸洗いしてください。

 

[ここなら安いよ]

ここなら安いというか、今の所Amazonでしか売られてないのでそこを紹介しておきます。

Amazon(アフィ注意、7,980円)

 

[さいごに]

他の機種と比較して、となるとお叱りを受けそうですが、Boundless CFC2.0とか、変なことやってると中華勢にシェア食われるぞと強く感じました。

C-Vapor3だからここが特に優れてる、オススメするというポイントは特にないのですが、全体的なバランス(バッテリー、メンテナンス、喫味、ポータビリティ)が良いです。

7,980円というのが、とても微妙なとこ突いてるなという感じです、6,000円なら絶賛、10,000円ならXVAPE FOGとかXMAX Starry買いなよFenixもいいよとなりますし、

なんか世に出回ってるいわゆる「オススメ機種」の「ちょうど8,000円ぐらいのクオリティ」という感じがします。

ハイタバコ黄のシャグ袋片手に、スキットル型のC-Vapor3を手にして海釣りにいくとか、それ悪くないですね。12回も吸えればまぁ不満はないですから。

エアフロー調節、アチチにならないヒートシンク等、随所に工夫が見られますが、それらはC-Vapor3を選ぶ決定打になっていないのはちょっと残念、ただしこれらがなければC-Vapor3の評価はもっと下がると思うので健闘している印象。

 

去年末、今年ぐらいからミドルレンジのヴェポライザーで優秀な機種がかなり出てきたので、その中に食い込むのは大変な気がしますが、Herbstick ecoを買った後、1万円以下で良い機種はないか?と尋ねられたら、XMAX Starry、Fenixとともに「C-Vapor3もコスパ悪くないよ」と併記されることになっていきそうな機種です。

 → この4ヶ月で「一番好きなヴェポライザー」の一位に選ばれるほどになりました(アンケート結果参照のこと)、人気ありますね

 

またシャグの喫味に関しては気が向いた時に追記していきます。

 

記 2018/6/29

記事更新 2018/11/6