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<第九十九弾>
glo hyper(クリックでglo hyper公式サイトに飛びます)
glo(無印)に関しては以前にレビューをしてきて
簡潔な総括としては、マスプロ(glo, Ploom S, iQOS)の中では一番喫味が優れており、バッテリーの持ちなどを考えると(ネオスティックの購入代金を除けば)機種としてのコスパは優れていると評しました。
なぜ今回唐突にglo hyperのレビューを始めたかというと、gloの製品登録をしていたところ「アンケートに答えてくれたら15日間無料お試しできて、気に入ったら980円で買えるで」
というメールが届いたので、試してみよか?となったわけです。
glo(ブランド)のことをザッと書きますと
・作ってるのはブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)
・iQOSに2年遅れて初代gloを投入(glo発売日:2017年10月)
・glo hyperは2020年4月13日に発売開始
・旧Ver(初代)のglo hyperは、本体は980円で購入できるキャンペーン中
こんな感じになります
[結論先取り このレビューに書かれていること]
・概ね、マスプロは美味しくない
・でもiQOS、Ploom Sよりはマシだと思う
・ヒートアップ時間の短縮とセッションタイム延長は評価できる
・USB-Cになって充電時間短縮した
・キャンペーン利用すれば安い
・ネオスティックを自作できれば・・・あるいは・・・
[外観]
送料無料、今のところ全部無料でこんだけ届いた。glo hyper用のネオスティックが1箱480円なので、かなりお得に思える。
なおスティックの太さ的にhyper用のネオスティックと無印gloのネオスティックには互換性がない。
自分が頼んだのは「TOKYO LMTD EDTN(東京限定エディション)」
オリンピックに向けて作ったはいいけどコロナで飛んでしまった、というような寂しさを感じるデザインです。化粧箱っぽい作りで個人的にはオシャレだと思う。
glo hyper
デザインはどうでしょうね?個人的には"好き"です。(スカイツリーのデザインに言及してもいいんですが、あまり興味ないので...)
中身。取説、USB-Cケーブル、ブラシ、ACアダプター、本体。
USB-C!!やったぜ!!!
本体前面、表面は薄くシリコンゴムが貼り付けられているのか、しっとりした質感。glo(無印)と比べると「ちょっと重くなったな」と感じる。「剛健」の印象。
インジケーターつきのボタンが電源ボタン。
本体お尻、USB-C充電ポート。この世からMicroUSBとLightningケーブルが消えて欲しいと心から願っているので、嬉しい進化です。
背面、特筆すべきことはないですが、5V - 2Aは大事ですね、急速充電に対応しています。
天面、ネオスティックをいれるところ。これはClose
これでOpen
底面、左の6つの穴は開けるとお掃除穴、兼ベントホール
電源ボタン1クリックでバッテリー残量表示、長押しでヒートアップ開始
動画じゃないと分かりづらくて恐縮ですが、点滅はヒートアップ中、点灯でヒートアップ完了です
外観はこの辺にして
[性能]
gloの際にざっと書きましたが、iQOSやPloom Sと比較しても、gloはヴェポライザーとしてもかなり優秀だと評しました。
glo → glo hyperの変更点として
・IH(誘導加熱)を採用しているので、加熱時間が30秒→20秒(実測)に短縮
・バッテリー容量は減(3200mah → 2900mah)
・USB-Cに対応し、5V-2Aの急速充電に対応(枯渇→満充電まで90分)
・通常使用時のセッションタイムが伸びた(3分→4分)
・ほんの少し重たくなった(100g → 105g)
実測ヒートアップタイム:約20秒
セッションタイム:通常モード4分
電源ボタン3秒長押しで通常モード電源on、自動ヒートアップ(バイブ)
(電源ボタン5秒長押しでブーストモード)
ヒートアップ完了時バイブ
セッション終了時はバイブなし
セッション途中で終了する場合は、電源ボタン長押し
こんな感じでしょうか
[喫味]
<ネオスティック KENT TRUE BERRY BOOST>
サンプルに入っていたネオスティックを評価してみます。
ヒートアップ20秒というのは、やはり早い、ストレスが少ない。
喫味としては、iQOSの時に感じた芋臭さみたいなのがかなり抑えられていると思う、メンソールで誤魔化されてるだけかもしれませんが。
加熱と同時に強めのメンソールが入ってきます、同時にキックもかなり強いのですが、ミドルレンジよりも上のヴェポライザーを用いた時にわかる「旨味」「香ばしさ」はほぼ感じられません。
「タバコっていいなぁ」を楽しむというよりは、簡便なニコチン補給機で「吸った感」を満足する使い方だと思います。
なお、フィルターのところに仕込まれている紫のマークを噛み潰すとベリーカプセルが割れてフルーツ(ベリー系)フレーバーに変更することができます。
車で渋滞に巻き込まれた時にアレコレの操作ができない時は、使ってもいいかなと思える。
<ネオスティック KENT TRUE TOBACCO>
KENTが一番直球で勝負しにきているネオスティックです。
加熱に伴い、柔らかく、ほんのり、い草っぽい喫味がします。
メヒシバみたいな味にキックが乗っかった感じですね。美味いかと言われると、美味くないです。なんならHerbva 5Gにチェ赤とかの最安値組み合わせにも劣ると思います。
(Herbva 5Gなら、まだ香ばしさや旨味がでますし)
iQOS、Ploom S、gloの全てに言えると思うのですが、メンソール系でフレーバー乗っけると誤魔化されて"マシ"にはなるのですが、タバコの葉だけで直球勝負するとヴェポライザーにはかなり劣ってしまいます、巻き紙のせいかな...?
<ネオスティック KENT TRUE MENTHOL>
TRUE TOBACCO吸った時点でだいぶ萎えちゃってますが、一応もらったものは評価しておこうと思います。
加熱に伴ってメンソールが鼻を指します、強い。TRUR BERRY BOOSTのベリー球がなくなったって印象です。
メンソール吸入器としてはマシだと思います。
[メンテナンス、使い勝手]
マスプロ加熱式タバコの喫味レビューはどれもボロクソになっています、しかしこの評価はミドルレンジ以上のヴェポライザーを所有して、好みのシャグを模索されてる方は概ね同意いただけると思っています。
ただし、機種としての性能は高い。
メンテナンスがほぼ不要、多少汚れたとしてもブラシで簡単に掃除ができる。iQOSに比べてブレード破損リスクなども少ない。
ヒートアップに時間がかからない、メンソール吸入器としては便利、
マスプロであることを理解して、その上で文句を言うなら、くわえタバコができないことぐらいでしょうか。
[さいごに]
非常に個人的な都合ですが、愛機Starry V2/V3が落下により破損して、気軽に吸えるヴェポライザーがなくて困っています。
そんな折、掃除しなくていい、気軽に吸ってゴミ箱にポイできるglo hyperは、タバコ喫味こそダメダメなものの、メンソール吸入器としては比較的優秀で「吸った感」は楽しむことが(一応)できます。
ヴェポライザーが使いにくい時に理解を得やすいマスプロ機を使うって選択肢はアリっちゃアリだと思うんですが、ヴェポライザー+シャグで運用してる人にとってはマスプロ機はコスパが悪くて味が悪いのに贅沢品という扱いになってしまうジレンマがある。
スティックがglo hyperになって太くなったので、以前よりも細巻きを作りやすくなったかもしれません、もし機会があれば自作手巻きでの運用をレビューしてみようと思います。
記 2020/11/9