PithのTeardownの記事がpuffitupから公開されました。
MSRPが29USDとのことなので、日本円では3268円ですね。
Puffitupによるteardownの記事はこちら
<前書き>
このブログは喫煙を推奨するものではありません。
タバコは健康を害します。できる限り吸わない方が良いものです。
紙巻きタバコから離脱できない方、少しでもタールによる健康被害を減らしたい方、
タバコ代を節約したい方、そういった人たちが最終的に禁煙へ向かうための情報提供を目的に作成しております。
ヴェポライザーのレビューは全て主観になります。
私が感じた印象は、実際にヴェポライザーを利用するかた達の印象とは異なるかもしれません。
喫煙は二十歳になってから。
その他、細かい詳細についてははじめにをご一読ください。
<第四十三弾>
iFocus Pith(クリックでalibabaの販売サイトに飛びます)
iFocusという名前は知らない方がほとんどだと思いますが、FocusVapeと聞けば「Adventurer作ってるあそこか」となると思います。
Adventurerのレビューをお寄せいただいたのでそちらもご参照ください(非常に優れたレビューであるように思います)
ネット上だとFocusVape/iFocus、FocusVape(iFocus)みたいな記載が多く、XVAPEとXMAXの関係みたいなもんだと思うのですが、深いことまでは分かりません。
[結論先取り、このレビューに書かれていること]
・小さい
・安い(1500-2000円)・・・alibaba 5unit 購入時の1unit価格
・ヒートアップ早い
・バッテリー貧弱(850 mah)
・連続使用で本体がかなり熱をもつ(PAX 3程度ですけど)
・メンソール系ではかなり満足できる喫味でした
比較はHerbva5Gになると思いますのでそちらも参考にしてください。
[外観]
外箱、プラスチックのチープな感じですね。
本体、Concentrate pad、510変換アダプター、MicroUSBケーブル、お掃除ツール
510変換アダプターは素直にイイネと言いたくなります
本体、最初の印象は「ちっさ」、操作ボタンは最近のトレンドなのか一つだけです。
酸化アルミニウムの本体なので、手触りはPAX3とかとあまり変わりません。
側面にはMicroUSB充電ポートがあり、そのポートの少し上に充電インジケーターがあります。
底部に一つ目のこだわり、エアフローコントロールです。
手持ちのヴェポライザーでエアフローコントロールがついてるのはC-Vapor3、Vivant Alternate、そしてこのiFocus Pithだけなので、ヴェポライザーの世界ではいかにエアフロー(ドロー)が軽視されてるのかよくわかる。
この辺のこだわりは、さすがVapeやってるメーカーだけあるという気がします。
チャンバーは標準的なセラミックチャンバーで、コンダクションです。
マウスピースのフィルター(ひっくり返しています)、ねじ式で取り外せて丸洗いできます。
510ドリチアダプターを接続した状態、これに510ドリチを接続すると
悪くない見栄えです。
さて、小さいと書いてきましたが、どれぐらい小さいかというと
これぐらい小さいです。
今まではMicroVapedのFOBが最小でしたが、さらに小さいですね、Pithが最小です。
[性能]
・5クリックでon、自動ヒートアップ
・ヒートアップタイム 30度 → 200度 約30秒(!)
・予定温度に達するとバイブでお知らせ
・電源on時に電源ボタンクリックで温度up
温度は 200度(392F)
210度(410F)
220度(428F)の3段階
・エアフローコントロールはよく仕事をしています
・14500を使ってるようですが内蔵で交換ができません。
[喫味]
<チェシャグ 赤 200度>
空焚き2回、メンソール通しを2回しました。
チェシャグのフレーバの広がり、香ばしさ、旨味などは乏しいです。
キックも弱く喫味も薄い。メンソール通しをした後もわずかにケミ臭感じるのも減点です。
あまりオススメできません。
<チェシャグ 緑 200度>
これは美味いですね。シャグの旨味や香ばしさこそ乏しいものの、メンソールがしっかり効いて爽やかで夏にちょうど良いです。
これほど小さい本体でこれだけの喫味がでるとは思いませんでした。
ポケットに入れておきたくなる。
<コルツクリアメンソール 200度>
これも美味いです。チェシャグに比べてシャグの旨味を感じますし、メンソールの爽やかさもよく出てる。
チェシャグ 緑に比べてピークの時間が短い印象がありますが、セッション3分ですからその時間は十分楽しめます。
<ハイタバコ 黄 200度>
できたら非着香で美味いのをひとつ見つけておきたいところですが。
ケミ臭は乏しく吸いやすく、キックもあります。ただ香ばしさや旨味のフレーバーの広がりはとても良いわけではありません。
でも、美味い。割と満足できます。
[メンテナンス、使い勝手]
標準的なコンダクションの掃除でOKです。マウスピースは分解できるので定期的に洗浄すれば良いと思います。
[ここなら安いよ]
alibabaが一番安くて11.6 USD + shippingですが、「min order 5units」なんですよね。国内外で1unit ¥2000ぐらいで売ればかなり人気出ると思うのですが、そうはいかない。
[さいごに]
メリット・デメリットがかなり端的な機種だと思います。
・メリットは安い、小さい。
・デメリットは入手経路が限られている、バッテリーが貧弱。
小さいもの好きな自分としてはかなり満足感のある機種で、今これでチェシャグ緑を吸いながらレビュー書いてますが、うめぇうめぇ言いながらダラダラ書いてます。
5units買ってもDavinci Miqroの1/4程度の価格。ただしバッテリー交換できない。
すごく勧めるというわけではありませんが、共同購入で1500円程度で買えるヴェポライザーとして考えるなら結構お値打ち感あると思います。
追記:今、買いか?という質問いただきました。
この価格帯、機能、ポータビリティを考えると対抗馬はHerbva5Gになるのですが、バッテリー容量でHerbva5Gは1100 mah、iFocus Pithは850 mahだと1〜2セッションの差が出てきます。
Pithはの形状のためにくわえ吸いがしづらく、Herbva5Gはくわえ吸いがしやすい。
メンソール、非着香でも個人的にはHerbva5Gが優れているように思えます。
最大の差は現時点での価格です。Herbva5GはGearbestなどで定期的に安価で販売されますが(送料込:2579円)、価格差でPithが1.5倍優れているようにはとても思えません。
個人的には取り回しの良さ、くわえ吸いができること、バッテリー容量、喫味の総合面でHerbva5Gの方が優れているように思います。
「どちらか一つ購入」ということであれば、個人的にはHerbva5Gをおすすめします。
記 2018/7/26
記事更新 2018/11/11