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<第六十八弾>
Ocean-C ヴェポライザー(クリックでAmazonに飛びます、アフィ注)
かつてOcean-Cのglo互換機を購入してレビューしました。
温度調整できる分、好みの温度にしやすく「比較的うまい」の評価をしております。
今回Ocean-C ヴェポライザーを購入しましたが、購入動機は「Amazonで簡単に購入できたから」です(Alibabaで交渉するのは本当に大変なのです・・)
[結論先取り、このレビューに書かれていること]
・ドローの軽さが致命的に思えます
・しかしハイタバコ黄などでは逆にストレスなく良い喫味を出しました
・数少ないシャグポン機の一つです
・超小型機としてのポテンシャルの高さを感じるのですが、ドローの軽さが惜しい
[外観]
Ocean-C G1と同じ箱っすね。
本体見ての印象は「けっこう小さいなぁ」
アクセサリーには
・スペーサー x3 ・耳かき ・ブラシ ・MicroUSBケーブル
あと・説明書 ・綿棒+爪楊枝 ・グリーディングカード
グリーディングカードには
「条件:5星のレビューをスクショしてメールをする、専用ヒーティングチューブを送る10個まで!」と書かれています、嫌らしい
(星5の条件がなければ良心的な気がしますが)
温度はフルコントロール、電源ボタンと+/ーボタンのみでわかりやすい
表面は金属で、C-Vapor3、XMAX Starry、Flowermate V5Nanoとかとほぼ同じ質感です
裏面
・voltage:5V --- 1A
・battery:2200mah
・temperature:300-435F
の記載が見られます。表記されている情報としては模範的。
この機種、パッと見どちらが上でどちらが下かわかりづらいんですが、
普通に考えればマウスピースのある側が上なので、マウスピースのそばにMicroUSB充電ポートがあるという特殊な構造をしています。
(上部は液体・蒸気トラブルが多いので通常は避けるはずなのですが・・)
底面チャンバー構造ですね。スライド式になっています。
マウスピースも収納式・スライド式になっている
チャンバーは一般的なセラミック・コンダクション方式です
収納されたマウスピースをスライドさせるとこうなる
超小型ヴェポライザーに分類されると思うので、似たようなサイズ感の機種と比べると
左から順に Ocean-C ヴェポライザー、iFocus/FocusVape Pith、Davinci Miqro
Pithの小ささが目立ちますが、遜色ないレベルでOcean-Cヴェポライザーも小さい
改めてみると、Pith小さいですね。
[性能]
・電源ボタン5クリックで起動、自動ヒートアップ
・加熱完了時バイブでお知らせ
・起動時、+ボタンで温度up、-ボタンで温度down
・起動時、電源ボタン5クリックでoff
・ヒートアップタイム 90F → 390F:45秒
・セッションタイム:5分(カウントダウン方式)
・セッション終了後バイブ、オートオフ
[喫味]
最初にチェシャグ緑を吸ってみましたが、空焚き1回のみで自分はあまりケミ臭やプラ臭を感じませんでした。
シャグ詰めして、マウスピースを口にした時点で嫌な予感がします。ドローが圧倒的に軽い。スースーのスカスカ。
<チェシャグ 緑 390F>
メンソールのフレーバーが広がり、チャンバーもおそらく標準的なセラミック・コンダクションなので悪くない喫味を出している雰囲気はあるんです。しかしドローが軽すぎて外気が流入しまくり、喫味が希釈されてしまう。DLで吸うことを目的とした機種とは異なると思いますので、構造に問題があるように感じます。
無理くりで、シャグをキツキツに詰めたところでドローは改善しません。
ちなみに、底部チャンバーをスライドごとセロハンテープて目張りすると幾分ドローは重くなります。
スライド式にこだわった末の欠陥がみてとれます。幾分かでもドローを重くしたい人は、チャンバースライドのベントホール(?)部だけでも目張りすると多少喫味はマシになります。
<ハイタバコ黄 390F>
あれ、薄くても意外にうまい。シャグの甘みも感じて旨味もある、なんなら香ばしさもある。
普通に吸うと濃すぎるところが薄まって程よい喫味になってるのか。
美味いなぁこれ。
<バリシャグ赤 390F>
薄い感じは否めないですが、バリ赤らしさは忠実に出していると思います。
特に酸味、旨味、香ばしさはよく出ている。それがドローの軽さのために全体的に2〜3割希釈されたような喫味です。
[メンテナンス、使い勝手]
スライドで開閉するチャンバーなのですが、例えば似たような機構を採用しているFlowermate V5Nanoは蓋が突出して、チャンバーはフラットになっているのでシャグ詰めにストレスを感じない(画像左)
ところがこの機種は、スライド蓋を含めてフラットにすることにこだわったため、スライドの蓋ぶん、チャンバーが1.5mmほど奥まった部分にある。(画像右)
このためにシャグ入れがめんどくさくなりストレスが大きくなっています。
詰めるのは若干イライラなのですが、綺麗に吹きポンします(チャンバー開いてマウスピースから呼気いれるとポン!)
綺麗なシャグポンだ。
多少口の筋肉を使うことになりますが、くわえ吸いもできなくはない。
清掃は標準的なセラミックチャンバーと同じ(イソプロピルアルコール浸した綿棒でお掃除)でよろしいと思います。
あまり目の細かいシャグを使うと、まれですが口の中に粉シャグが入ってきます。
[ここなら安いよ]
おそらく同OEM品と思われるものがAlibabaで26USD+shippingで購入できます。
自分は最近alibabaでの交渉が疲れてきたので素直にAmazonで購入しました
[さいごに]
ドローの軽ささえ調節できるのであれば
・温度フルコントロール
・バッテリー2200mah
・超小型
・非着香でなかなかの喫味を出す
・おそらく温度調整を含めた基板とチャンバーの質がいい
・かゆいところに手が届く、バイブ機能とカウントダウン方式
と、かなりのポテンシャルの高さを感じます。がしかし、今の所ベントホールに目張りする以外にドローを重くする方法が見つかりません。
すでに分解された方に内部構造を聞いて画像も拝見したのですが、マウスピースはチャンバーに直結しているため、エアパスは分離されていると考えられ、
最近出た安価帯のヴェポライザーの中では様々に工夫され、配慮されているようにも感じます。
分解してエアフロー周りを自分で調整できる人であれば名機に昇華できるポテンシャルを秘めているように思うのですが、自分はそこまで器用ではないので残念に思います。
記 2019/1/27