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<第六十九弾>
XMAX Starry V3(POTV)(クリックでPOTVに飛びます)
2019/03/26追記 Amazonで販売されているのが確認できました(POTV verではありません)
販売元に中国のShenzhen(深圳市)からのものがあります、チェックを。
私が一番頻用しているヴェポライザーはXMAX Starryです。その製造元であるTopgreenから
「君はウチの製品に興味があるね?どうだい、ウチから新作を購入しないかい?」
というカタログが届きました。
ボーッと眺めていましたが、
Starry V3でとるやんけ!!38-45 USD?買う買う!!!
変更点はなに?V2とV3の違いは!?!?と問い合わせたところ
<<<Starry V2をアップグレードして以下の点を改良した>>>
a. PCB基板にモーターを追加して、加熱時にiPhone7のバイブ機能のようなバイブをするようにしている
b. マウスピースのフィルターを変更した
c.バッテリーの蓋をキツめにした
d.吸った時に熱くならないようにした
価格は基本的には同じ
ほーん。バッテリー蓋とマウスピース改良してるならとてもよろしいじゃないですか!買う!!
と、購入交渉をはじめたのですが、
「ごめーん、日本は代理店あるから売れない。そっちから買って。」
2/6現在、国内での販売はありません。代理店どこやねん(もう2ヶ月も経つんですが)。
じゃあ、ってことで1/25ぐらいからPOTVでStarry V3の販売が始まりましたので、そちらから購入しました。
Starry V2は別にレビューを書いておりますので、そちらも併せてどうぞ
[結論先取り、このレビューに書かれていること]
・喫味、濃厚さはマウスピースの改変のためかV2に劣るように思う
・ニコ汁問題は部分的に改善されているように感じる
・バッテリーの蓋問題は十分には改善されていない、純正バッテリーの使用が推奨される
・バイブレーション機能は、あるとないなら、あった方がマシという程度
・吸った時のアチチは、V2との差をあまり感じません
[外観]
箱の左下、本体下の"V"がPOTV verの証ですね。
本体正面、V2との違いはよくわかりません。
先にアクセサリーいきましょう。
MicroUSBケーブル、耳かき、ブラシ、ピンセット、オイル用?のパッド、フィルター各種。
フィルターが増えているように思ったので、別に写真撮りました。
左上:マウスピースのシリコン、左中:チャンバー底部のフィルター、
左下:マウスピースの二重フィルターのフィルター、右上:マウスピースのフィルター
右下:オイル用?のパッド
また後ほど解説します。
ボタン配列、ディスプレイ情報もV2と同じです。上、電源ボタン、下の上下が温度up/downです
設定温度、現在温度、セッション残り時間、バッテリー残量。
お尻。バッテリー蓋も大きな変更なし。ツメでロックする方式です。
バッテリーのマイナス接点に大きな変更はないように思います。
マイナス接点の上に丸いくぼみが2つ増えているのが変更点でしょうか?
(これの意味はわかりません)
バッテリーのプラス接点、ここも変更はあまりなさそうです。
蓋をシャグポンの時にガンガン叩くと割れるのがここです。
使用バッテリーも同じですね、ICR18650-26J、サムスン製です。
チャンバー、チャンバー底部の穴の数も位置も同じ。チャンバーフィルターも同じに見えます。
マウスピースです、基本構造に変わりはないのですが、
こっちが異なりますね。まえはセラミックのパーツに穴が空いている構造でしたが、今回はメッシュを挟む方式に変えたようです。
左のマウスピース本体は変化ないのですが、右側の二重フィルターに変更があるわけですね。右のフィルターを外しますと
これが外れて
こっち側から
メッシュが外れる。前述のアクセサリーのメッシュをどこに使うかお分かりいただけたと思います。
外観含めた説明はこの辺でおしまいにして..
[性能]
・電源ボタン3秒長押しでon、自動ヒートアップ
・起動中、温度up/downボタンで温度up/down
・起動中、電源ボタン3秒長押しでoff(バイブ)
・起動中、電源ボタンとdownボタン長押しでF/C変更(華氏、摂氏変更)
・起動中、電源ボタンとupボタン長押しでセッションタイム5分←→10分変更
・ヒートアップ完了時バイブ
・セッション終了時バイブ
・ヒットアップタイム 20度 → 190度:30秒
・セッションタイム:5分 or 10分(カウントダウン方式)
・バッテリー込みの重量が138gですが、V2に比べて15gほど重たいです、基板(付属モーター分)の重さ?
[喫味]
事前にヒートアップタイム計測したりセッションタイムの5分、10分の切り替えしてて数度空焚きはしてたんですが、ケミ臭もプラ臭も感じません。
<チェシャグ 緑 390F>
う〜〜〜ん?散々慣れ親しんだV2とちょっとフレーバー違いますね。
微妙な差なので表現しにくいですが、V3の方がほんのわずかに喫味がクリアで、ほんのわずかに甘みが強い。そして若干ドローが軽くて、そのためか若干キックと濃厚さが弱い。
あとマウスピースの固着(マウスピースの留め具?)
これの左側の金具の固定がピッタリではないので吸ってる時に微妙にカタカタします。
マウスピースのセラミック蓋がメッシュフィルターになったせいでドロー軽くなってるんでしょうか?
Starry V2も洗いたての直後は若干キックと濃厚さが落ちる感じがするので、V3でも立て続けに4〜5回吸いましたが薄さは同じ印象です。
V2だと7分ぐらいは割と満足いく喫味が続くのですが、V3だと5分ではっきりと薄さを感じます。なんなら3分ぐらいでセッション切り上げたくなります。
あれぇえ?
<ハイタバコ 黄 390F>
薄さを補うハイタバコ黄色ですが、それならわざわざStarry V3持ち出さなくても、という気がします。PAX3で十分です。
<バリシャグ 赤 390F>
ハイタバコ黄と同じ印象です、これならシャグポンできるPAX3に分がある。
[メンテナンス、使い勝手]
<シャグポン>
シャグポンは現状厳しいです。振るともう一息というところまで浮き上がるんですが、チャンバーの縁のゴム部が邪魔しているようですね。底部から吹きポンすれば出てくる気はするのですが生憎とそういう構造をしていない。掻き出しが必要に思えます。
<ニコ汁>
ニコ汁は確かに付着しにくいようです。10回吸ってマウスピースのジュルりはありませんが・・・
マウスピースのゴム部を外して確認しましたが、少量のニコ汁の結露があるのみでした。たしかに改善されているといえばされているのですが・・・
<バッテリー蓋問題>
Sony VTC5を入れたところ、蓋は相変わらず十分に閉じませんでした。純正バッテリーでないと蓋はきちんと閉まらないと考えたほうがいいでしょう。
VTC5やら他の長めの18650バッテリーを使用し続けると最終的に蓋やマイナス接点が破損する可能性が高いです。
自分はStarry用に純正バッテリーを4本買い貯めしてありますので特に不満はないのですが、バッテリーの汎用性は相変わらず低いと考えたほうがいいでしょう。
「バッテリーの蓋問題」と敢えて書きましたが、Starry V2でも純正バッテリーのみをルーチンで使う場合は、(自分は)マイナス接点を交換してからは不満なく使えております、Samsung ICR18650-26Jを使用し続ける限りはあまり問題になりません。
[ここなら安いよ]
現状、XMAX Starry V3を購入できるのは、自分で調べる限りではPOTV(Planet of the Vapes)だけでした
[さいごに]
せったくV3を購入したのですから、V2に比べて様々な問題点が解決していると期待するのがユーザー心理というものでしょう。
バイブレーション機能は確かに便利といえば便利ですが、そのぶん15gほど本体が重くなりました。
ニコ汁問題は部分的に改善していますが、その反面喫味が落ちているように感じます、常用しているヴェポライザーだからこそ喫味が落ちるのであればV2の方が自分にはしっくりくるように感じます。
バッテリーの蓋問題はお世辞にも「解決した」とは言い難い。ぶっちゃけ言うとどこに改善がみられるのか分からないレベルです。
なお、このレビューを書き始めてから直後にStarry V2のマグネットキャップ(マウスピース)を購入しました。V3が世の中に出回ってしまうとV2のパーツが入手できなくなると言うのは世の常です、ギリ残っていたパーツが入手できてホッと一息という感じです。
率直にいえば不満の残るV3でした。がしかし、Starry V2のマグネットキャップを流用することでV2と同じような喫味が出せるのであれば、
・バイブレーション機能のついた
・バッテリーのヒンジ部が新品の
・内部が汚損していない
V2 plusみたいな機種が出来上がるわけなので、まずはそれに期待したいと思います。
また、続き記事でV2とV3の比較を検証してみたいと思います。そちらでV3のマグネットキャップをV2のものと換装したレビューも追記しようと思います。
むぅうううううううう.....期待していただけに。
記 2019/2/5