詳細についてははじめにをご一読ください。
ストレス性高血圧からニコクラを頻発するようになり、真剣にタバコ葉以外を吸い始めたうまおじでございます。
-- カモミールジャーマン(CHAMOMILE) --
カモミールジャーマン:CHAMOMILE
Wikipediaによると、カモミールの原義となる"カマイメーロン"には「大地のりんご」という意味があるらしく、花にリンゴの果実に似た匂いがあるためこの名がついた、とあります。
実際商品説明にも「ほのかに甘いりんごのような香りが」とある。
カモミール、カモマイル、カモミーユといろんな呼ばれ方をしていて、和名がカミツレ(加密列)
葉っぱが細かく羽根状に裂けるということで、そこから加密列という名がついたのかとおもいましたが、オランダ語の「kamille(カミッレ)」に当て字した時にこの名になったようですね。
カモミールティー自体は親しまれていて、自分もよく飲みますので害がなさそうに思えます。薬効としては
「平滑筋の収縮を抑制する」「胃粘膜保護作用」などがあり、「抗炎症効果」「リラックス」「貧血や冷え性の改善」「制吐」と、まさに自分のためのハーブティーと言えます。
「吸ったら?」ということですが、これは香草系にしては珍しくエビデンスがあり、「カモミールの蒸気を吸入すると、鼻づまりや花粉症の症状が和らぐ」とあります。これは期待できる。
副作用にはアレルギー、アナフィラキシーなどが見られるそうで、「合わない人にはとことん合わない、中には命に関わるケースがある」ということでしょうね。特にキク科植物がアレルゲンになっているとわかってる人にとってはやめておいたほうがいいというか、禁忌でしょう。
今回取り扱うハーブティーは、カモミールの後に「ジャーマン」という名前がついていますが、カモミールの中の一品種、「カモミールジャーマン(別名ブルーカモミール)」で、他のカモミール品種に比べて「アズレン誘導体」が多く含まれているのが特徴だそうです。つーか、割と風邪引いた時に処方されるマーズレンの中心骨格がこのアズレン誘導体らしく、そりゃ効くよという気がします。
予備知識はここら辺にしときましょう。
カモミールジャーマン、20g。
「お休み前に ほのかに甘いりんごのような香りが優しいハーブ。飲みやすく、リラックスしたい時におすすめです。」
枯れた菊みたいな感じっすね。お墓に掃除に行くとよく見るやつに似てる。
確かにりんごっぽい香りがします。爽やかな香りも強くて「リンゴメンソールです」と言われたら納得してしまう香り。
適切な吸い方も分からんので、とにかく詰めて吸ってしまいます。雑だ。
[喫味]
<Flowermate V5 Nano 190度>
おっ、爽やか、ええぞええぞ。
ほのかな甘み、嫌らしくない(苦味の少ない)爽やかなハーブ感。加熱が完了するとこれに香ばしさが加わり、イネ科を吸った時とシソ科を吸った時の合いの子のような喫味をだします。両者のいいとこ取りですね。
ハーブ感がそれなりあるので爽やかな感じはいいのですが、もう少し爽やかな感じが加わると素敵な感じがします。
ハーブティーのレシピなんかを見ると、「カモミール+レモングラス」あたりの組み合わせを散見するので、香ばしさと旨味と甘味をカモミールに任せて、レモングラスで爽やかさを強調するような組み合わせなんでしょうね。
ただ、カモミール単味でもかなり特徴が出ていて個人的には好き。
ちなみにカモミールの中央の黄色い部分(筒状花)が粉粉になって口の中に入ってヴォエってなります。フィルターをしっかりかませたほうがいいでしょうね。
「ヴェポライザーで、シャグを吸う時に」なんですが、これは混ぜていいと思う。特にDavinci IQのフレーバーチャンバーなんかに混ぜると程よい感じになるのではないでしょうか。
口で理屈こねるより、試したほうが説得力あるので、カモミールとチェシャグ緑混ぜてみました。グラインダーで破砕。
<吸ってみた(カモミール+チェシャグ緑 190度)>
砕いた後で、カモミールの真価を見るならチェシャグ赤が正解だろと自分ツッコミしましたが、許してください。
さすがチェシャグが加わる分、キックが出てきます。シャグに甘みと爽やかさが加わり、フレーバーレンジが複雑多様になります。しかし、頭の奥で「俺が吸いたいのはこれじゃない」感もあります。チェシャグ緑のつもりで吸ってカモミールフレーバー出てきたら、そりゃそうなるよね。
ストレートに爽やかさだけを付与したいならレモングラスの方が正解かなぁという気がしました。
[さいごに]
カモミール単味で吸うと、他のハーブに比べて嫌味がすくなく爽やかで旨味もあり吸いやすかったのですが、カモミールティー自体が美味しいので、お茶として飲む方が正解かもしれませんね。
記 2019/11/07