ヴェポライザーレビュー うむ美味いおじさん

タバコを吸うためのヴェポライザーをレビューするサイトでした

SeshGear Vega

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<第五十九弾>

SeshGear Vega(クリックで本家サイトSeshGearに飛びます)

また新しいブランドがお目見えしました、SeshGearです。このブランドは各種OEM品を取り扱っていて、Herbva 5G的な商品やFenix 2.0的な商品を出していますが、このFenix 2.0的な商品がVegaになります。

(例えばFenix miniとSutra miniとFuryでどれが本家なのかという話になると、どれも本物でしょうから、VegaはVegaというヴェポライザーという認識でいいのだと思います)

 

Vegaについて本家から拾える情報はほとんどありません、ネット上と説明書から、か細い情報を集めてレビューを記載していこうかと思います。

 

[結論先取り、このレビューに書かれていること]

・使いこなせておらず、試行錯誤が続いています

・現状では人に勧められる機種とは言い難いです

・フルコンベクションと認識して低温(340F)でDL吸いを始めたところ、悪くない喫味を出し始めました。ただ、まだ満足いく喫味とは言い難いです。

 

[外観]

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Pulsar APX V2の箱っぽいなと思いました。箱デザインしてるの同じメーカーかもしれませんね。

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最初の印象は「でかっ」、持ってみての印象は「重っ!」

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掃除用のアル綿、ブラシ、耳かき、MicroUSBケーブル。ここまでは分かりやすい。
アル綿の上にある金属プレートはチタンチャンバーを取り外すためのパーツ、右上のスペーサーっぽいやつがチタンチャンバー。また後ほど説明します。

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側面図、プラスチックっぽく見えますがディスプレイ以外は合金です、手触りはFlowermate V5Nanoよりもう少しなめらかな感じ。

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トップキャップに接続されたマウスピースは回転式で「SeshGear」のロゴ内に回転しておさまります。 

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こんな感じ。

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お尻にMicroUSB充電ポート。横に倒して充電するのが前提の位置付けですね。

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フロント部、このフロント見ると「大きい」とかよりも「しっかりしている」という印象に変わります。

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On時。情報量が多い。現在温度、目標温度、セッション開始からの時間、予定セッション時間、バッテリー残量。
さて、ここまでは入り口です、ここからが特徴的というか、苦戦している部分です。

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奥にチャンバー、鏡面部がエアパス。
チタンチャンバーをプラスチックパーツで押さえつけ、チャンバーが固定されている。

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チタンチャンバーと留め具。90度回転させて留め具を外す。

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そしてチャンバーが外れる。チタンチャンバーは装着して使うのが基本っぽいです。

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こちらはトップキャップ。マグネット式のトップキャップを外して裏返した状態です。

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こういうことなんですが、イメージできますでしょうか。

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理屈としてはチャンバーから鏡面エアパスを介してマウスピースまでの機構はFirefly2によく似るのです。短い鏡面エアパスとFenixっぽいチャンバーをくっつけたような構造。(むしろチャンバーのシステム自体はなんとなくGhost mv1っぽいんですが)

わかんないよね。書いてみた。

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説明の限界です。

 

[性能]

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・電源ボタン5クリックで起動

・温度上下ボタンで温度変更

・起動時、電源ボタン5クリックでoff

・起動時、電源ボタン長押しでセッションタイム変更可

・セッション数を仮に15回としましたが、気温、設定温度、セッションタイムで大きく変動します、390度5分で少なくとも15回以上と思っておいてください。

 

[ファーストインプレッション]

この項目を設けるのが初めてなのですが、それだけ苦戦していると思ってください。

3日間Vegaをこねくり回し、あーでもないこーでもないといじり倒しましたが、Vegaというヴェポライザーがよく分かりません、通常は数日使うと特性とかコツとかが分かってくるものなのですが、本当によく分からない。

 ・コンベクションなのですが、フワッ、よりもやや詰めた方が
  ミストと濃厚さがマシになって吸ってる感が出てくる

 ・シャグよりややパイプ葉のほうが、それも加湿されたものの方が美味い気がする

 ・グラインダーでの葉の細かさの違いはよく分からない

 ・15種類は吸ったが、とてもいいと確信できるシャグが分からない

 ・一般的なシャグ、チェ赤、チェ緑、チェ黒、バリシャグ赤、ハイタバコ黄
  コルツグリーンティー、そこら辺は概ねパッとしない

「じゃぁ、ダメじゃん」って思うんですが、機器としての性能は高そうに思えますし、あえて鏡面エアパスを作ってミストを冷却しようとか、チタンチャンバーで熱伝導性を高めようとか、メーカーが明確な意図を持って加熱・吸引の経路を作っているように思える。コンセプトとしてはFirefly2とVivant Alternateを足して割ったような製品に思える、そこまで考えられた機種が美味くないわけないのですが・・

しかし、その「意図」の引き出し方がよく分からない。

 

で、喫味の評価なのですが・・・

[喫味]

<Mac Baren 7seas Regular Blend 390F>

トップキャップでやたらと押さない程度に詰めて吸っています。加温に従い、甘みと濃いミストが生まれます。ミストは濃厚なのですが、そこまでフレーバーの広がりやシャグの旨味みたいなのは出てこないのです。MTLでもDLでも同じような印象。

390Fより高いとCombustionで色々痛くなるのと、390Fより低いと薄い喫味がさらに弱くなります。390FでもCombustionとのせめぎ合いになる。

身もふたもない話ですがXMAX V2 proでこのシャグを吸った方がよほどシンプルで分かりやすくて濃厚で美味い喫味が出ます。

ただ、15種類ぐらいシャグを吸ってきて、一番マシなのがこのパイプ葉。

 

[追記]

フルコンベクションと認識した上で相応の吸い方を始めたところ、悪くはない喫味を出し始めました。

もう少し「延々とシャグレビュー」で喫味の評価を続けたいと思います。

 

[メンテナンス]

コンベクションですから、細かいシャグならたまにポンできます、パイプ葉だとなんか張り付いて難しい。

 

[ここなら安いよ]

この販路を勧めるというわけではないのですが(そしてこの機種もまだ人に勧められるという評価ができていないのですが)ebayでSeshgear vegaで検索かけると71.99 USD + Shippingで概ね10,000円ぐらいで購入できます。

 

[さいごに]

どうにも使い方がわからず、コンダクション、ハイブリッド、コンベクションの吸い方で試行錯誤を続けていましたが、低温でDL吸いを始めたところ悪くはない喫味になっています。

ただ、Boundless Teraのような豊かなフレーバーかというと、喫味が続く時間が短くピークの喫味も弱いような印象を受けます。

まだ試行錯誤が必要なようです。

 

記 2018/11/21