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はじめにをご覧ください
Vapeのmod、バッテリー、抵抗値、アトマイザーの知識がない人は絶対に真似しないでください。
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前回、底面からDynaVapのキャップの天面をコイルで加熱するという手法をとりましたが
結果としては加熱が限局し、加熱に時間もかかり実用には至りませんでした。
<対策>
・巻かれたコイルにDynaVapを突っ込む、キャップ全体を温める
という方法じゃなきゃダメだろうという結論に至ります。
<考えたこと>
・・・コイル側・・・
・Vape用のアトマイザーに自分でコイルを作ってビルドすべき
・DynaVapを挿して加熱した後、抜かねばならぬので
触れるだけで形が崩れる細い(弱い)コイルではダメ
・太いワイヤーをコイルにする必要がある
・ビルドの自由度の高いアトマイザーでないと厳しい
(Vape用の24ゲージとか使うわけではないので、そこらへんのアトマイザーだと組めない)
・・・Mod側・・・
・ワイヤーが太いので低抵抗になると考えられる
・太いワイヤーを加熱するのでそれなりの出力が必要
・つまり低抵抗高ワットという綱渡り危険ビルドを耐えるmodが必要
( → なので、十分な知識がない人は真似しないでください)
<やってみた:真似しないでね>
やったのはうまおじの「危険を感じたらすぐに撤退する」という方針に基づいてのものです、真似しない方がいいです。もし18350メカニカルmodとかで同じことやるとマジで爆発する可能性あります、というか悪条件重なるとおそらく爆発します。
準備したもの:ステンレスワイヤー 直径2.5mm
:Cthulhu Ceto RDA
ホムセンでぶっといワイヤー買ってきました、直径2.5mm
Vapeで使う標準的なワイヤーがおそらく24G〜28G(0.51〜0.32mm)ですから、かなり太いのが分かります。
そしてCthuluhu Ceto RDA、これはメッシュビルドを目的に作られたRDAで
普通はこんな風にして使うと思います。Vapeよく分からないので話半分で読んでください。
Ceto RDAのいいところは、ポスト以外が全部ビルド空間として使えること、ポストが点でなく面で固定する方式なのでワイヤーが太くても固定できること、ワイヤーを固定する部を選ばないこと、などです。
で、コイル組み付けます。
こんな感じ。
「へっ!きたねぇコイルだ」
こんな感じ、深めにDynaVapいれるとだいたいキャップの80%ぐらいを覆えます。
抵抗値は0.2ohm、予定通りサブオーム。
シングルバッテリーでサブオームを55Wでコイル温まるまで使うとヤバイです、一応連続放電電流30Aのデュアルバッテリーで運用してますがそれでも危険感じます。
実際に使ってみたところ。
「カチッ」を聴いていただくためだけの動画ですが、加熱開始から15秒ぐらいで「カチッ」します。
<実用性、実際使ってみて>
・世の中に100円(ノーマル)ライターしか存在しないなら、このヒーターを使います
・100円ライターよりはずっと早く加熱されます
・ターボライターあるならターボライターの方がいいです
・トリプルトーチならなお良いです
・ヒーターでDynaVap加熱すると、トリプルトーチと比べて
ちょっと喫味がまろやかな気がします
<不満な点>
・modでサブオームを20秒も30秒もぶん回すのが怖い
・加熱後コイルがしばらくアチチなので取り扱いが怖い
・一式がでかい
・コイルにDynaVapのキャップが引っかかったりしてスムーズにいかないことがある
持ち運びができること前提でヒーターを作ってみましたが、熱源がむき出しになること考えると自宅での置物前提の方が利便性は高いのかもしれません。
(例えばオームメーターに据え付けてしまうとか)
頭の良い創造性が豊かな人はもっとオシャレでコンパクトで安全なコイル式ヒーターが作れるかもしれませんが、自分はコイル加熱による限界を感じ始めています。
次はいつ更新になるか分かりませんが、IHヒーターのモジュールを取り寄せていますのでIHヒーター自作のプロセスが記事化できたらいいなと思っております。
記 2019/5/6