詳細についてははじめにをご一読ください。
ストレス性高血圧からニコクラを頻発するようになり、真剣にタバコ葉以外を吸い始めたうまおじでございます。
-- NICOLESS ニコレス --
「ニコレス」という製品が巷で人気を集めているようです(アフィ注)
先に画像と詳細を見ていきましょう。
上がニコレスで、下がiQOSのヒートスティックです。明確に寄せてきていますね。
左がiQOSのヒートスティック、右がニコレスです。
ニコレス吸ってても「なにそれ?新しいアイコス?」ってなるはずです。
裏書き、全文書き落としますと
新しいニコチンゼロで、禁煙中の新習慣。
本品はタバコではありません。20歳未満の未成年者への販売はいたしません。
加熱ブレードを挿入するタイプのデバイスでご利用いただけます。
□ご使用上の注意:火をつけて使用しないでください。過度な吸引、連続した吸引等はお控えください。妊娠・授乳中の方、喘息等の呼吸器系に持病がある方は本製品を使用しないでください。万が一、身体に異常を感じた場合は、直ちに使用を中止し、医師の診断を受けてください。水に濡らしたり湿気の多い場所、火気のそばで使用しないでください。小さなお子様の手の届く場所に置かないでください。小さいお子様が誤飲するおそれがあります。万が一飲み込んだ場合には、直ちに医師の診断を受けてください。直射日光や高温多湿の場所、炎天下の車内等に保管しないでください。破損、異臭など異常が発生した場合、直ちに使用を中止してください。駅や空港、病院等の公共機関や喫煙が禁止されている場所、他人に迷惑をかける場所での吸引はしないでください。スティックを分解しないでください。本製品の処分につきましては、お住まいの自治体の条例に従ってください。 MADE IN CHINA
販売元 SKS株式会社
東京都千代田区外神田2-5-12
カスタマー窓口 0120-949-300
MENTHOL
新しいニコチンゼロで、
禁煙中の新習慣。
ニコチン0mg 20本入
一応SKS株式会社というのがどのような会社か調べますと、
中国の方が設立した会社ということが分かります。
ここまで読んで、"ニコレス"は、何を吸っているのかサッパリ分かりません。
さて、ニコレス自体を見ていきますが。
内部構造比較。
左iQOSヒートスティックは、フィルター フィルター フィルター タバコ葉
右ニコレスは、フィルター シリコン "ナニカ"の葉
もうちょい分解しますと
このようになっています。こっちはiQOSのヒートスティック
こっちがニコレス
さて、ニコレスが何の葉なのかという疑問が残っていますが、SKS株式会社を検索しますと
> 茶葉を原料とした加熱式電子タバコである「SKS FUTURE」の
> 製造・販売を行う会社。「SKS FUTURE」は茶葉を原料としており、
> ニコチンが0mgであるのが特徴であり、4種類のフレーバーを展開している。
SKS Futureというのがニコレスの前に販売されていたのですが、ニコレスも同様の茶葉を使ったスティックであることが分かります。
ニコレスは茶葉に風味づけ(メンソールなど)を行なったスティックです。
<喫味 iQOSホルダー使用>
すでにヴェポライザーに慣れきった自分だとあまり参考にならないかもしれないのでヘビースモーカーの身内に吸わせてみました。
「キッツ。メンソール、キッツ。ニコチンきっつ、あんたこんなキツイの吸ってるの?メンソール好きじゃないから、私はダメだけど。」
ニコチンゼロと伝えたらビビってました。
<うまおじ主観>
加熱せずにヒートスティックだけ刺すと、ほのかな茶葉の香りがします。茶葉吸ってきたから分かることではあるんですが・・
ただし、明確に茶葉と認識させないようにかなり焙煎工程を経ているような気がします。茶の青臭さみたいなのはまったく感じません。
吸ってみて・・・
かなり吸ってる感というのがあります。なんならiQOSのヒートスティックよりキックを感じますしミストも多い。
美味いかと言われると、やはりお茶にメンソールの味付けしてますので濁りのようなものを感じ、いつものチェ緑+Starryやコルツクリアメンソール+Fenixみたいなスッキリ感に欠きます。
ヴェポライザーで安定した喫味の組み合わせで楽しんでる人にとっては無用の長物だと思います。V5Nanoで茶葉吸った方が美味いですし。
どちらも無い時の代替品としては、かなりアリだと思う。
相変わらずiQOSのヒートスティックを自分が吸っていたとしたら、ニコレスへの完全移行も可能だったように思います。
<健康上の疑問点>
まず最初に気になったのが、ニコレスはフィルター部にシリコンをかませてあります。シリコンの耐熱温度が上限230度だったと記憶しておりますので、ブレードが230度前後まで上昇しうるiQOSホルダーだとシリコンが溶ける恐れがある。
-- 実験してみました --
ホルダー2本使って、ニコレス1本目の加熱、セッションが終わったら直ちにもう1本のホルダーにニコレスを挿して、計2連続セッションで加熱し続ける。
-- 結果 --
葉は当たり前に焦げ焦げなのですが、シリコンが変性している風には見えません。
シリコンブロック取り出して観察してみましたが、熱融解・変性ともにありません。
無茶な条件で加熱しましたが、無茶を耐えてくれたように思います。
もう一つの疑念として、完全に中国製造されている茶葉、消耗品を慢性的に吸引し続けることに健康面への影響はないのか?とい点がありますが
・・・まぁ散々コンビニ弁当とかヨモギ葉とか吸ってますしねぇ・・
ニコレス自体が臨床試験や実験を公開していないところに引っかかるところはありますが、じゃあ今吸ってるシャグやパイプ葉は完全に信用できるの?っていうと、ねぇ?
気になり出したらキリがないからねぇ・・・
[さいごに]
お茶にフレーバーつけてスティックで吸うということが今後一般的になっていくと思います。これだけお茶でフレーバー楽しめるようになると、お茶吸うのはタバコ税かからないわけですし、価格競争も生まれます。
ニコレスは20本410円で販売されていますが、タバコ税がかかっていないのでメーカー側の丸儲けになり、
競争がきちんとなされれば最終的に1本5〜10円で日本人はタバコの代わりに茶を吸ってるぜみたいな文化が生まれてもおかしくありません。
「タバコ葉以外を吸う」ということが現実になりつつあるなぁと強く感じたニコレスでした。
(できたら着香はお茶+バニラとか、お茶+レモングラスとか、完全天然で頑張って欲しいなぁと願います)
記 2019/7/5