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<第十六弾>
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Davinci社製Classic、Davinci社はご存知の通り、IQ、Ascentと、このClassicを世に送り出しています。いずれも評価は高い。発売されてから既に6年を経たヴェポライザーですが今でも海外でのレビューが更新され続けているヴェポライザーです。
[結論先取り このレビューに書かれていること]
・そうは言っても6年前に作られたものですから、細かいところでは色々と気になる部分がある
・バッテリー容量、ヒートアップ時間は非常に残念です
・喫味は現行ミドルレンジと同程度には良い喫味です
・15,000円払う価値があるかというと、人には勧めません
[外観]
今となっては、カジュアルさに欠ける外観ではあります。
Davinci三兄弟、ガジェットの進歩がうかがえます。
左)専用チャージャー充電ポート 右)マウスピース取り外し可
チャンバー、ネオジム磁石でガッチリ固定されます。
無骨な印象のあるClassic、さて。喫味は。
[性能]
その前に性能を網羅しておきます。
・60F → 360F 実測 120秒!(アカーン!)
・充電は専用充電器
・主電源は右サイドにある大きめのボタン、on後温度up/downとヒーティングボタン操作
[喫味]
<非着香 チェシャグ 赤 360F>
チェ赤のもつ旨味、甘味がやわらかく、濃厚に引き出されます。この喫味はすごく好きです。キックは中ほどで、柔らかい喫味が比較的長く続きます。4分ほどで喫味は減退し、辛味と渋みが混じったのち、スカスカになります。いつまで経ってもセッションが終わらないので手動で電源offとしました。
<着香 コルツグリーンティー 360F>
コルツグリーンティーの旨味、甘味はほどほどに出てきます。濃厚さはGpen proやSolo2には及ぶべくもありませんが、柔らかく上品な喫味です。キックや満足感もほどほどにあり、6年前の機種であれば確かに一級品だったのだろうと過去を偲ばせます。エントリーと比べれば明らかに喫味はよく、最新のミドルレンジと比べると同程度でしょうか。チェ赤と同様、4分ほどで喫味は衰え、辛味や渋みが混じってきます。
<非着香(?) アンホーラ リッチアロマ 360F>
アンホーラの旨味や甘味、バニラテイストは出ることは出るのですが、チェ赤やコルツグリーンティーほど良さを引き出せていない感じがします。
[メンテナンス、使い勝手]
・マウスピースをつけたままでチャンバーを開けようとすると、マウスピースがひん曲がるのが嫌です
・ネオジム磁石が強力すぎて、ピンセットでチャンバー内のシャグを掻き出そうとすると磁力にもってかれます、煩わしい
・掃除場所は、チャンバー、マウスピースとチャンバー蓋のフィルター、そこまで大変ではない
・持ち運びの際にはマウスピースが出っ張りますので、マウスピースを外すことになりそう、それも少し煩わしい
[ここなら安いよ]
入手経路が乏しくなっていますし、今となっては強くオススメできる機種でもありません。
[さいごに]
ヒートアップ時間、チャンバーの開け閉め、バッテリー容量、セッション数、などなどを考えると、15,000円払って買う価値があるかと言われれば微妙です。明らかに旧世代のヴェポライザーという感じがします。
しかし、喫味に関しては、「Davinciはここから始まったのか」と何か歴史を感じさせるような風味があります。(喫味も現行のミドルレンジクラスではありますけどね)
6年前にDavinciがこういうヴェポライザーを作り、Ascentが好評で、そしてIQに至る。そういう系譜を思うと、コレクションとしては悪くないです(人には勧めませんが)。
この記事について何かご質問や相談、間違いの指摘などありましたらお気軽にコメントいただければと思います。
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DavinciといえばIQですね
そして個人的に大好きDavinci Ascentです。
記 2018/6/2
記事更新 2018/8/12