<前書き>
このブログは喫煙を推奨するものではありません。
タバコは健康を害します。できる限り吸わない方が良いものです。
紙巻きタバコから離脱できない方、少しでもタールによる健康被害を減らしたい方、
タバコ代を節約したい方、そういった人たちが最終的に禁煙へ向かうための情報提供を目的に作成しております。
ヴェポライザーのレビューは全て主観になります。
私が感じた印象は、実際にヴェポライザーを利用するかた達の印象とは異なるかもしれません。
喫煙は二十歳になってから。
その他、細かい詳細についてははじめにをご一読ください。
<第四十八弾>
レビューを終えてしばらく経ちました、昨日(2018/11/12)Vapesourcing便(4,821円)が出荷されたというメールを受け取って2nd order品が出荷されたか・・とホッとしたところです。
本家サイトFlowermateでSlickの説明が掲載されました。
Flowermate Slick(クリックでVapeSourcing販売サイトに飛びます)
クリスマス割引(Code:Xmas)で送料込み44.17USD(4,871円)です、悪くない価格だと思います。
Flowermate製品は様々ありますが当サイトでは過去に
・V5.0 pro ・Aura ・Hybrid X ・V5Nano
を扱っております。
[結論先取り、このレビューに書かれていること]
・18650交換式
・外観、構造ともに質実剛健な印象
・Vapesourcingで安かった(4,821円)
・でかい長い
・どのシャグでも割とソツなく喫味を出す
[外観]
外箱、カジュアル?な印象を受けますでしょうか。
本体、キャップ、アクセサリー
本体は、余分なものがない、すっきりした感じです。
シンプルに「棒」ですね。
フィルター、掃除ブラシ、Concentrate用のコンテナ、MicroUSBケーブル
マウスピースは510互換があります、今のところ純正のマウスピースの出来がいいのでそれを使ってますが、510互換で好みのマウスピースに交換できます。
本体、純正バッテリー、バッテリーの蓋、キャップ。
バッテリーの蓋はネジ式で固定します。バッテリー同梱で5,000円はコスパがいいと思う。
チャンバーはセラミックチャンバーにコーティングを施したもののように見えます。V5Nanoではそういうチャンバーが採用されているそうなので、同じものでしょうか?
少なくともステンレスではないようです。なお、チャンバーとマウスピースの固定もネジ式の固定です。
大きさ比較。蓋を加えるとSlickが最長になりますね。
[性能]
加熱方式は以前は「コンダクション」と記載していましたが、販売店がメーカーに確認したところ「ハイブリッド方式」という回答を得ているそうです。
ただし公式のサイトをいくら確認しても(説明書を読んでも)加熱方式についての記載がみられないため、現時点では「ハイブリッド?」としております。
操作可能なボタンは1つのみです。
・5クリックで電源on(バイブ)、自動ヒートアップ
電源on時に1.5秒以内に3クリックで温度変更
インジケーター 青:196度
インジケーター 緑:205度
インジケーター 赤:215度
ヒートアップタイム 30度 → 196度:40秒、ヒートアップ完了でバイブ
セッションタイム:5分でセッション終了(バイブ)、スリープモードに移行
スリープモード時に電源ボタン長押しで次セッションスタート
スリープ時(or電源on時)に5クリックで本体off
標準搭載バッテリーは
ICR18650 2500mah 3.7V Max20A Continuous10Aです
これをフル充電で朝からきちんと(インジケーター青、シャグ入れ吸引クールダウンヒートアップして)使い続けたところ15セッションで終了しました
連続放電電流10Aしか要求されていないので3400mahパナソ、3500mah efestあたりなら20セッションを期待できます
バッテリーはフタをねじ式で押し込みますのでかなり許容幅が広いです、Starryのフタのようなトラブルは起こりにくいかと思います。
[喫味]
<チェシャグ 黒 インジケーター 青>
ヒートアップ完了から2分ほどは、心地よいメンソールのフレーバーがずっと楽しめます。それ以後はメンソールの喫味が徐々に抜けていくのですが、そこからチェシャグの旨味が出てきて2度美味しいというようなフレーバーです。これがチェ黒の特徴なのかSlickの特徴なのかはわかりませんが、美味しい。
セッション開始から4分後には全体的なフレーバーが乏しくなってきますが、セッションが終了する5分目、バイブが振動するころには「5分楽しんだ」という感想です。
素直に、美味い。
<アメリカンスピリット オリジナルブレンド インジケーター 青>
幾分シャグの生臭さのようなものを感じますが、加熱が進行するに従い香ばしさ、酸味、辛味がよく出てきます。ミストも多い。
ただ、もっと美味い非着香が見つかるはずです、検討を続けます。
<Mac Baren American Blend インジケーター 青>
柔らかく、甘い喫味で、ダラダラすって吸い疲れがありません。
甘さがよく引き出され、ふとした時に「ん?着香?」と思うぐらい甘みが出ます。
酸味や渋味がなく香ばしさと甘みが主体の喫味だからでしょうか。
いい喫味です。
<チェシャグ 赤 インジケーター 青>
これでチェ赤が美味ければ、ヴェポとしてはアタリですね。さて。
香ばしさが強く出て、加熱が進行すると旨味、わずかな甘みが出てきます。
渋味、酸味は抑えめ、ミストは比較的多い。
V5.0 proの喫味を濃厚にし、変なフレーバー(何由来かはわかりませんが)を消したような、
あるいはBlack mambaから喫味の重さを取り去ったようなフレーバーです。
美味い。
<Pina colada インジケーター 青>
メンソール、非着香が上々の喫味ですから既に高い評価になっていますが、フルーツ着香が美味ければオールラウンダーです。いってみましょう。
加熱の早い段階から爽やかなパイナップルのフレーバーが出ます。濃厚。
十分に加熱された後はこれにシャグのわずかな香ばしさが乗っかり、それに伴いパイナップルのフレーバーはバックグラウンドで仕事するような感じになりますが、それも美味い。
<コルツ グリーンティー インジケーター 青>
コルツグリーンティーで自分が圧倒的に美味いと思っているのがSolo2とGhost mv1です
Solo2は花開くような芳醇な旨さ、Ghost mv1が透き通ったクリアで濃厚な、という表現ならば、Slickはやはりそれらとは格が違うと言わざるを得ませんが、
Slickではコンダクションとして標準的な(あるいはもう少し濃厚な)喫味が1セッション5分であまり劣化することなく楽しめます。
でも着香ならPina Coladaの方が好きかなぁ
[メンテナンス、使い勝手]
シャグポンは今の所、厳しいです。Auraと似たような操作になりますね。
セラミックにコーティングが施されているので、純粋なセラミックチャンバーより掃除しやすいです。
なお、おそらくFlowermate V5Nanoと同じチャンバーが採用されており、カットした巻きシャグならば問題なくシャグポンします
Slickの長期運用のためには、チャンバーに標準付属のフィルターを利用することをお勧めします、長く使うと粉シャグが堆積してドローが重くなることがわかっています
[ここなら安いよ]
2nd order品がVapesourcingが4,821円で販売されておりました、サイバーマンデー・ブラックフライデーでも同様の価格になることを期待したいです
[さいごに]
期待していたヴェポライザーが、結果を出したと、そういう印象です。
例えばSolo2のような驚くようなクリアさを伴う喫味、Ghost mv1のようなフルコンベクションの王道の喫味、そういうのとは違うのですが、
コンダクションに求められる仕事をしっかりしている。つまり、
セッションタイム5分でしっかりとシャグのフレーバーを搾り取り(ピークタイムが長い)、バッテリー交換式なのでノータイムで次のセッションに入れる、ガラスマウスピースなのでやたらと熱いミストを吸うことにはならず(チョイ熱いですが)、マウスピースを保護するキャップが付属しているので落下にも強い。
万が一ガラスマウスピースを破損しても510互換なのでお好みのマウスピースを接続できる。
自分の感じるデメリットは大きさだけですね。
4,821円送料込、バッテリー付属でこのコスパを超えるヴェポライザーは他に思いつきません。Black mamba、efun.topのSoloなどコスパに優れたヴェポライザーは他にもありますが、
・18650 交換式
・手に馴染むペンタイプ
・外観に優れ
・オールラウンダー
・マウスピースもしっかり保護されている
申し分ないです。大きさ以外は。
「herbstick ecoの次のヴェポライザーを探している、5,000-10,000円でおすすめのヴェポライザーは?」と聞かれたら、今ならGpen proでもBlack mambaでもBoundless CFCでもなく、(価格が4,821円のままなら)Slickをすすめます。
満足できるヴェポライザーです。
追記:発売当初こそEverzonで6000円前後、その後Vapesourcingで4,821円で購入できましたが、現時点で5000円以下で購入できるところは皆無だと思います。
Everzonでの価格が10,000円前後だがそれでも買うか?と問われたら自分なら買いません。
5,000円前後で着香も非着香もソツなく味を出し、"安い"からSlickを選んだのであって、10,000円なら選択幅はSlick以外にもかなり増えます。
特にその後レビューしたFlowermate V5Nanoは取り回し、持ち運び、18650交換式、様々な点でむしろSlickを凌駕しており、サイバーマンデー・ブラックフライデーではおそらく10,000円を下回ってくることが予測されます。
(実際、この2ヶ月でもいくつかのサイトでは瞬間的にですが80 USD前後で購入できた経緯があります)
お財布とよく相談していただくのをおすすめします。
記 2018/8/16
記事更新 2018/12/25