4部構成で作成しておりました「紙巻をヴェポで美味しく楽しむ」
の最終編になります。
第一弾:チャンバー内径の測定
第二弾:コンダクション編
第三弾:コンベクション・ハイブリッド編
そして今回が
第四弾:「手巻きをヴェポで美味しく楽しむ」です。
<わかってきたこと>
・紙巻を美味しく吸うには、紙巻の太さがなるべくチャンバー内径に近い方がいい
・しかし市販されている紙巻では必然的にチャンバー内径の狭いヴェポライザーに限定されることになる
<ヴェポライザーに求めること>
・紙巻を使ったのではあまり節約にならない
・紙巻の種類が限定されてしまう
・いろんなヴェポライザーを使いたい
導き出される答えは
「自分で太い手巻きを、好きなシャグで作ったら良いじゃん」です。
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実はこの発想自体は、手巻きからヴェポライザーに進んだ方やスペーサーで試行錯誤してきた方なら当然たどり着く発想で、別段新しくもなく、「お前がイマサラ記事にすんのかい」と言われてしまうほどにありふれた着想なのですが、
ヴェポの内径からいちいちチェックして、手巻きの太巻きを狙って作るということを包括的に取り扱ったブログが見当たりませんでしたので、一応記事化しております。
分かっている人にとっては「すでにやってるよ、そんなこと」ということなのですが、今回はどちらかというとヴェポライザーを触り始めた人向けに記事化しておりますのでご了承ください。
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前置きが長くなりました、始めましょう。
使うハンドローラーは「巻正 弐」(アフィ注)です。
(他に2種ほどハンドローラー使いましたが、太巻に対応して巻きやすいのは巻正 弐でした)
巻きサイズ調整の4つの穴が、標準だと7mm用に設定されていますので、太巻き用に変えます。
軸をボールペンか何かで押し込んでやって、巻きシートを一旦外し
一番手前の穴にシートの軸を入れ直します。一番手前が一番太巻きになります。
準備は整いました。
ちなみに私自身は手巻きがクソ下手です。超下手です。そもそも不器用です。
シャグを入れて
シャグとローラーシートの間に巻紙を挟み込む。
ちなみに巻紙は「スローバーニング」と称される巻紙が燃焼剤などが少なく(入っておらず)喫味に影響を与えにくいと言われています。
巻紙の手前にのり(糊)面がくるように裏表を間違えず、
唾液か水でのり部を湿らせてください。
ゆーっくり(ここ、ゆ〜〜〜っくりです)蓋をしめていくと、巻かれたタバコがポン。
超不器用でも綺麗に巻けました。
8.5mmですね。悪くない、8.5mmチャンバー、9.5mmチャンバーなら美味しく吸えそうです。
面取りするかはご自由に。シガーカッター使うと綺麗に裁断できます。
面取りするとこんな感じ
8.5mm太巻をSlick(チャンバー径:9.5mm)に入れるとこうなる。それでも空隙が目立ちます。
喫味は(今回はチェシャグ・シルバー使ってますが)悪くないですが、普通にシャグを詰めた場合の80%の濃厚さといった感じです。スペーサー使った場合に比べてやはりこの1mmの空隙が喫味を落としている。
なお8.5mm巻だと余裕のシャグポンです。
<もっとギリギリまで太くする>
巻正 弐だと10mmまで対応していますが、普通にシャグ入れて巻くだけだと8.5mmになりました。フィルター使ってませんからね。しかもシャグがぎゅうぎゅうに圧縮されてフローが悪くなります。
理想は太く、シャグはフワッと。
9.5mmスペーサーを太さ維持のために両端にいれてみました。
9.5〜9.6mm、いいっすね。押すとわかるのですがシャグはフワッと巻かれています。
チャンバー内径9.5mmのSlickだと若干押し込むような感じになります。
喫味は普通にシャグを入れた場合と(自分の舌が感じる限りでは)遜色ありません。
ちなみにここまでギリギリだとシャグポン率が落ちます。
狙って9mmを作れるのならそれが理想っぽいです、9mmスペーサーがあれば対応できますね。
8.5mm軸なしギチギチシャグだと喫味は80%ですが、2セッション目もかなり濃いままで吸えます。そしてシャグポン。
9.5mm軸ありフワッとシャグだと喫味は普段と変わりませんがシャグポンが厳しくなります。
9.0mm作りたいなぁ。
ということで、好きなシャグを太巻きでヴェポライザーで使う、でした。
コンパクトで良いんじゃないでしょうか。(左のデジタル小物は無視してください)
記 2018/9/24