Zeus Arc GTの全体的な内容はこの数日で詰めて書いてきました
様々な視点で記事を書いていますが、皆さんの興味は
「ヒートシンク(ゴールドプレート)の耐腐食性はどうなのか?」
「やはり定期的な交換が必要なパーツなのか?」
という部分に収束していくようです、Twitterおよびこのブログで複数回のご質問をいただきました。
2018/12/7に購入し、2019/1/21にいたるまで45日間、日に少なくとも5回以上毎日使い続けた結果このヒートシンクがどうなっているのか、
超巨大画像で皆さんにご確認いただければと思います、自分には画像を示すことしかできませんので。
Sonyの割といいデジカメで画像撮っていますので、画質の面ではご納得いただけるはずです。
まずBefore(使用前)は以前の画像を流用して
傷ひとつない綺麗なプレートでした。
45日経過した後の今の画像は(サイズがでかすぎるので、別リンクとします)
上述の画像のうち分かりやすい画像をピックアップして説明してみようと思います。
[観察]
ヒートシンクの点状斑のある部位には特徴がみられます。
・表と裏で点状斑の数に違いが見られる(この画像は点状斑が多い)
・点状斑の存在する部に差異が見られる(チャンバーに接する部に多い)
→ チャンバーに接する面・接する部に点状斑が多く見られる
つまり、チャンバーから加熱した蒸気をダイレクトに受けた部で、点状斑の発生が顕著です。
なお、この腐食による喫味の変化は現時点でみられません(自分には分かりません)
[結論]
・ヒートシンクは通常使用により腐食が生じます
・腐食はチャンバーから生じた蒸気に由来します
・使用を続ける場合、腐食は進行します
・この腐食は使用による劣化ですので交換の対象にはならないと予測されます
腐食が気になる場合は、ステンレス(材質は不明ですが理想的にはSS316Lが望ましい)のヒートシンクを入手して利用するのがベターかと思います。
Zeus Arc(GTではない方)はステンレスのヒートシンクが採用されています。
ということで、質問の多かったヒートシンクにフォーカスを当てて記事を書いてみました。
記 2019/1/21