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<第七十六弾>
DynaVap 2019 "M"(クリックでDynaVap本家に飛びます)
2018 "M"については以前に記しました。
今回はDynaVap Mの2019 verになるDynaVap 2019 "M"について書きます。
この機種について自分が語れることは多くはないのですが、
なぜ2018"M"はさほど使わず「自分には合わない」という評価で終わったのに、
2019"M"は日に20回以上酷使するほどに使うようになったのか、変遷について記してみようと思います。
この記事から得られることは多くないです、適切な使用法、アクセサリー、掃除の仕方などについては
"だいなで"さんのまとめが非常に優れています。自分の100倍ぐらいDynaVap製品を愛用していますので、この機種を愛している人の愛の言葉を眺めた方が自分の雑記を読むよりもずっと学ぶことが多いはずです。
なお、だいなでさんは国内で唯一のDynaVap公認ベータテスターでもあります。彼がベータテスターになるまでの軌跡を共に歩んできたために、感慨深いものがあります。
極端な話、彼のまとめ、noteだけで十分っちゃ十分で自分の出る幕などないのですが、日頃から人には「同じ機種についても複数の視点のレビューがないと多様性が担保されないので、自分以外にもレビューは率先して書かれるべきだ」とか生意気言っていたために自分の首が締まってこのレビューが生まれています。
2.DynaVapというヴェポライザーについて
原理としては非常に簡単で、筒の中にシャグを入れて、フィルターを挟んでシャグを吸わないようにする、あとは筒を加熱して喫味を楽しむ。というものですが、
細かいところに随所にDynaVapの技術がみられます
a.クリック音
加熱をするとヴェポライザーとして適温になった時点で「カチッ」という音がします。この「カチッ」が他のブランドでは再現できないらしく、中華製のクローンもあるのですが「カチッ」音は鳴らないようです。
「カチッ」音がないと喫味は直ぐにCombustionになりますので、ヴェポライザーとは言えません。「カチッ」には価値があります。
b.ドロー調整
自分のDynaVap 2018 "M"、2019 "M"ではドローはフローホールを塞いでコントロールしますが、DynaVap製の上位機種では無段階調整できるフローコントロールがあります。ドローは重たい方が好みなので、いずれフローコントロール可能なものを購入したいと思っています。
c.可変パーツ
DynaVap本家で購入すると、トップページのDynaBuilderから自分流アレンジメントが可能です。
マウスピース・・4種+なしの5パターン
軸・・8種
Tip・・シャグ入れるところ、2種
チェーンスモークしてると本体が割と熱くなるのでもう少し長い軸にしたいな、とかのアレンジができる。
DynaVapならではの自分流アレンジメントが楽しめます。
3.外観と内容
細かいところはだいなでさんに説明投げていいと思うんですが(まだ言う)一応説明しときます。
2018 "M"や2019 "M"を買うと、いわゆる定形外郵便のノリで、袋の中に
これだけが入って送られてきます。日本の過剰包装に慣れている人や海外通販に不慣れな人は「うぉっ、えらい簡素だな」と思うはずです。
個人的にはこんなもんでいいと思うんですけどね。
説明書もないので困惑するはずです。細かいことが知りたい人はDynaVapのFAQ見たらいいと思います。
2019 "M"をpre-orderした人は2本入ってたはずです、KarmaVapと2019 "M"ですね。
このKarmaVapというのは2018 "M"のプレゼント品です。わーい。
上がDynaVap 2019 "M"
下がKarmaVapです。
左から順にキャップ、TIP、軸(Midsection)、エアフローの中軸、マウスピースはなし。
シャグを入れるTip(上2019 下2018、以下同様)。削りを変えることで熱伝導性をあげたんでしょうね。
だいなでさんによるとTipの削りの浅いものがあるようで、DynaVapに言うと対応してもらえます。自分のTipの削りは正常です。(みんなで削りの深さお披露目会をしたので正常です)
Midsectionの長さは画面だと下が長く見えますが同じ長さです。2019 "M"はフローホールの周囲の削りが広く、深くなっており、指での閉鎖がし易くなっています。
2019 "M"で一番良い改変だと思ったのはここかなぁ。
Tipの中にはシャグの吸入を防ぐディスクが入っており、これも取り外して洗うことができます。
4.使い方
シャグ入れて火で炙ってカチッとなったら吸う、以上。
5.なぜ頻用するようになったか
一番重要なことかもしれません、去年DynaVapめんどくさー、ってほとんど使わなかった自分がここにきてDynaVap使いまくってる理由です。
そもそも自分は口にヴェポライザーくわえながら仕事するのがデフォなので、頻回にカチカチやったりシャグ入れて捨ててを繰り返すのがダメな人種です。
a.ライター変えたら利便性かなり上がった
ここに至るまで、7種類ぐらいのライターを試して、100円ライターから市販のターボライターからいろいろ試しました。
こっちの界隈だと割と標準的で、使ってる人の多いWindmillというライター(一番右)で吸ってたのですが、このWildmill。ガスの残量を考えたトータルのパフォーマンスは優れているのですが加熱して吸えるようになるまでそれなりに時間かかる。
時間かけて加熱してカチッてして吸ったのに、2〜3喫で喫味落ちてまた再加熱をする。
これだと吸ってる時間より炙ってる時間の方が長いじゃん、って結果になります。
(ターボライターでその結果ですから、普通の100円ライターだと実用的ではありません)
・バーナーで点けっぱなしにしてやれとか(ガスの減りやばい、危険)
・強力といわれる卓上タイプ買ってやれとか(Windmillと変わらない、でかい重い)
いろいろ試行錯誤しましたが、頻用には至りませんでした。
で、だいなさんが「やっぱトリプルトーチじゃないですか?」とアドバイスくれたので
これ買いました。並列トリプルトーチ。
これが当たりだった。5秒ぐらいで「カチッ」する。体感で30〜50%ぐらいカチッが早くなった印象です。
DynaVapをメイン機種にするならライターは非常に重要だと痛感しました。
b.ニコクラが少ない
ブログでたびたび愚痴ってますが、Starryはじめとしてセッションタイムが4〜5分のヴェポライザーは、基本くわえっぱなしで吸い続けるのでニコチンの入りが急速です。
2セッションぐらいでニコクラがきてしばらくヴェポライザーはお預けとなるんですが、DynaVapはセッションタイムが短いので時間あたりのニコチンの入りが少ないように感じます。自分はDynaVapと身体の相性が良かった。DynaVap吸い始めてからニコクラは一度もありません。
6.実際の使用感
DynaVapはあまりシャグを選ばないというか、割となんでも美味いです。
個人的に好きなのはハイタバコ黄、チェシャグ緑、コルツクリアメンソールですが、みんないろいろ試していずれも美味いって言ってます。
シャグ入れてカチッといってから吸えばいいだけなんですが、一応体感で「これぐらいでカチッする」というのは身につけた方がいいと思います、稀にカチッしないことがあってそれ通り越して炙るとCombustionです。
いったんCombustionになるとDynaVapに焦げ味こびりつくので、そうなったら洗浄です。
割とみんな言ってることで自分もそれに賛同しますが、
1セッション目は捨てセッションの扱いでいいと思います。フレーバーでますがキックない、旨味や香ばしさも乏しい。
2セッション目:香ばしさとフレーバーとキックがバランスいい最高のセッション
3セッション目:わずかにフレーバー落ちるがキックと香ばしさが強調される素敵セッション
4セッション目:Combustion混じるがキックと香ばしさがまだ楽しめる最終セッション
5セッション目:Combustion主体、自分は4セッションまでにしてる
4セッション終えたら早いうちにシャグを「プッ」と吹き出した方がいいでしょう、温かいうちはシャグポンですが、冷えるとこびりつきます。
チェシャグ緑で、左4セッション、右5セッション。
5セッション目は焦げてますね。
喫味は、これ一応2018 "M"でも書いてますが「上々」です。瞬発的な喫味、特に2セッション目でDynaVap超えるヴェポライザーはなかなかないと思う。
変化していく喫味を楽しむのがDynaVapの良さでもあります。
DynaVapユーザーが口を揃えて言うのが「ライターのガスの減りがやばい」
自分の先ほどのトリプルトーチは4〜5シャグ、15セッションぐらいで力尽きます。
日に3〜4回はライターにガス入れてると思います。
外出時に1日中使うことを目的にした大容量タイプのターボライターと、自宅で使える高火力ライターを使い分けるのがDynaVapとうまく付き合う方法かな?という気がします。自分は今、通常のライターの倍のガスが入る大容量ライターを取り寄せています。
あと、"火"以外を熱源にする方法を模索しているので、機会があればまたネタにします。
そんな感じで、自分とDynaVapの楽しみ方、感想みたいなのを書いてみました。
この記事で情報が不足してる部分はだいなでさんのnoteを参考にしてください。
Planet of the VapesがDynaVapを楽しむ10のTips&Tricksを公開してくれてそれを過去に和訳したので
そっちも参考にしていただけたらと思います。
記 2019/4/29