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冬でないとやれないことがあったのですが、バタバタしていて冬も2月を迎えました。
なお、この記事は夏の記事の続きとお考えください。
簡潔に書けば
・冬にシャグのパウチは開封後にどれぐらいのペースで乾燥していくのか?
ということを検証していきます。
< 実験材料 >
・ARC ROYAL ワインベリー(未開封)
・湿度、温度ロガー
以上。
未開封のシャグパウチにデータロガーを入れて、キッチリとパウチを閉じました。
下方スパイクを生じた瞬間がデータロガーを入れたタイミングになります。その後湿度は安定してだいたい65%でStableとなりました。
これからのシャグパウチの乾燥トレンドを追っていくつもりです。
奇しくも今日は一年で一番寒いタイミングで、乾燥度も強いのでいいデータが取れそうです。
[最終結果]
まずシャグの置かれた条件について確認しておこうと思います。
エアコン(ヒーター)があり、一般家庭用の加湿器を稼働した環境で記録をとりました。仕事中はエアコンと加湿器が起動していましたが、全体として室内は乾燥傾向でした(45〜65%)
一度完全に開封した後、密閉、温湿度ロガーの電池交換を2/17に行いました。その後エアコン直下に置いていたシャグを棚の中に移動させてしまいました。
途中でシャグ置き場が変わってしまってるんですが、それも加味してデータの変動を眺めていただけると面白いかと思います。
<温度>
あらー。エアコンの影響モロに受けてますね。2/19以降の温度の上下スパイクがむしろ皆様のシャグの環境に近いかと思います。
日中及びエアコンがかかっているときは温度は上昇し、夜間エアコンを切って温度が下がる。
冬の2/10とかに25度超えるシャグってどんなだよと思います。
基本的にシャグ温度は外気温の影響を受けるという認識でよろしいかと思います。
<湿度>
湿度は温度に比べて極めてStableです。
2/7以降、シャグの湿度は72%ほどで一定し、2/17のデータロガーの電池交換の際に開封したところ乾燥した外気を入れ込んで一気に湿度が下がる。
しかし数時間ほどでまた70%以上に戻り、以後は安定して75%に戻ります。
(なお、最後の下方向スパイクはデータロガー回収時にパウチを開けたためです)
<結論>
夏でも冬でも、シャグの袋を開けっぱなしにしておくということがなければ、湿度は最適を維持するということが分かりました。
今回はシャグの袋を一度開封した後、ずっと密閉したままという特殊な環境下での測定でしたので現実的な運用に即していない面はありますが、基本原則として
・必要な量だけをつまみとり、速やかに封をする
・小分けにしてタッパーなどに保存し加湿するとむしろカビなどが生える原因になりうる
・開封する時間を極力減らすよう配慮し、速やかにシャグをつまみだせるのなら、シャグを使い切るまでシャグは適切な湿度を維持できそう
といっていいと思います。
単にパウチを開けただけなら、その後パウチをきちんと封しておけば夏でも冬でも湿度は下がらないのですから。
以上、シャグパウチの感想経過 「冬」でした。
記 2020/2/7
最終更新 2020/2/27