ヴェポライザーレビュー うむ美味いおじさん

タバコを吸うためのヴェポライザーをレビューするサイトでした

Airistech Herbva X

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<第七十三弾>

Airistech Herbva X(クリックで本家Airistechに飛びます)

AmazonではJustcareの名前で同じ商品(?)が販売されていますが、バッテリーが自分の所持しているものと容量が異なりますし、自分の買った製品が後発品の可能性あります。
自分はバブラー付きのをAliexpressで買いました。

Airistechはエントリー〜ミドルレンジの様々なスタイルのヴェポライザーを販売してきました。
個人的にはこのブランドは手が届きやすく、コストパフォーマンスが優れているため率先して購入し、過去に

Herbva ProHerbva VivaNokivaLativaHerbva 5Gとレビューを続けてきましたが、
残るはこのHerbva XとSwitch(本家より取り寄せ中)のみとなりました。

 

ウェブ上、Twitter上でのHerbva Xの評価は、マウスピースに難がある、本体が壊れやすいなどの情報が散見されます。実際のところはどうなんでしょう。

 

ここのところヴェポライザーレビューの更新頻度が落ちていますが、ニコクラが頻発するようになって身体がもたないのと、実業が忙しくて、
ネタはあるのに記事が書けないというジレンマに陥っています。

Vapeのレビューは毎日更新しているサイトも多いのに、ヴェポライザーのレビューサイトで更新頻度が高いところが存在しない理由を考えるとなんとなく暗澹たる思いがしてきます(みんな倒れてる、続かない、どうもヴェポライザーのレビューはしんどい)

 

[結論先取り、このレビューに書かれていること]

・390F運用では、周りの人が言うほどマウスピースの熱さを感じない
・4セッション(12分)でバッテリー切れるという報告を見たが、その機種とは搭載バッテリーの容量が違うように思う
・低評価をしている人は運用温度がかなり高めだと思う
・喫味はAiristechらしい、自分好みの喫味を出す
・最後には粉シャグが詰まって基板とバッテリーがダメになると思う
・Aliexpressでバブラー付きのものを比較的安価に(<4000円)購入できる

 

[外観]

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本家から普通にポチったのですが、なんかバブラーが付属してきてラッキー!みたいな感じです。使うかどうかは不明ですが。

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Vapeのmodのようなサイズ感を想像していたのですが、Herbva 5Gより少し大きいぐらいでかなり小型の部類になります。

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ブラシ、MicroUSBケーブル、Oリング2つ、コンレントレートポッドとスペーサー、本体、ポーチ、バブラーです。

ポーチは100均で似たようなの買えますが、標準付属はなんとなく嬉しい。

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操作系は電源ボタンのみ。インジケーター方式ですね。
フロント部にMicroUSB充電ポートがあります。

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お尻はステンレス。覆ってある金属部はステンレスです。

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マウスピースが特徴的で、バブラー装着を前提とした(?)作りになっています。
マウスピースの本体との接続部にOリングかませてあって、マウスピースでチャンバーに蓋をするような構造ですが、さらにガラスステム側にもOリングがかませてあります。

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つまり、こういうことです。

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マウスピースを装着したトップ部

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マウスピースを外すとセラミックチャンバーがコンニチハ。

Airistechの標準的なセラミックチャンバーっすね。

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マウスピースは2重フィルターになってます。底部フィルターは抑えの輪っか外すと取れます。

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ガラスステム側のフィルターは、色々試行錯誤して外したところ破損しました、これは無理に外したらダメなところでした。

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サイズ比較、左から順にDavinci Miqro、Boundless CFC Lite、AirVape XS GO、Herbva X、FocusVape Pith、Herbva 5G

この超小型ヴェポライザーの面々と比較しても遜色ない小ささに見えます。

機種的には超小型ヴェポライザーの中で主流になれるポテンシャルを秘めているように思うのですが、あまり受け入れられていない理由がよくわかりません。

探っていきましょう。

 

[性能]

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・電源ボタン5クリックで起動(自動ヒートアップ)
(自動ヒートアップされない場合は温度変更後にヒートアップされます)
・起動時、電源ボタン1クリックで温度変更
 375F(Level1)→ 390F(Level2) → 405F(Level3) → 420F(Level4) → 435F(Level5) → Level1
・起動時、電源ボタン5クリックでoff
・ヒートアップタイム 60F → 390F(Level 2):約35秒
・セッションタイム:3分(自動off)
・電源ボタンインジケーター(バッテリー残量)

 緑:70〜100% 青:30〜70% 赤:30%未満

[喫味]

自分にはケミ臭やプラ臭は感じられませんでした。いきなりレビューに入ってます。

<チェシャグ 赤 Level2 390F>

喫味の系統はAiristech製品の喫味(安っぽく美味い喫味)を踏襲しています。
Herbva 5Gに非常によく似た喫味、Herbva Vivaと遜色なく、Herbva Proより幾分濃い気がします。
つまり・・・
加温に従いチェ赤の香ばしさ、旨味がよく引き出され、酸味はさほど強くなく、キックもしっかりと感じる。
美味い。

 

<チェシャグ 緑 Level2 390F>

メンソールの良い喫味出します。キックもあり、ちゃんとチェシャグらしい旨味や香ばしさも引き出されます。
単純な喫味評価ですいませんが、「普通に美味い」。
(比較対象はHerbva 5G、Pith、AirVape XS GOあたりです。)

 

Airistech製品の良い喫味を出すように思います。

 

[メンテナンス、使い勝手]
デザイン的には当たり前の話ですが、Herbva 5GやAirVape XS GOの方がくわえ吸いに向いてますね。Herbva Xでくわえ吸いできないわけじゃないですが、ちと重い。

シャグポンは、レビューをチェ赤、チェ緑、ハイ黄の粉シャグ使ってるのでシャグサラ(振ってサラサラ出てくる)しますが、しっとりのコルツクリアメンソール使ったら厳しかったです。
標準的なセラミックチャンバーと同じようなシャグポン程度とお考えください。

掃除は標準的なセラミック・コンダクションです。掻き出し棒、綿棒、ブラシ、酷い汚れにはセスキ電解水やイソプロパノールで加熱しながら拭いてください。

マウスピースの熱さですが、390Fで連続3セッションでもさほど熱さを感じませんでした。マウスピース直下にチャンバーがあるタイプは410F以上の運用は避けた方がいいように思います、さすがに435F連続運用はどんな機種でもアチチになるはずです。
(コンダクションで410Fよりも大幅な高温だとフレーバーが飛ぶので、380-400Fぐらいでの運用が無難に思えます)
Amazonでのレビューだと「4セッション12分でバッテリーが切れる」とありますが、このレビューで少なくとも8セッション吸ってようやく赤インジケーター(残30%未満)です。搭載バッテリーの容量がこの機種とは異なるように思います。

 

[ここなら安いよ]

どーもAmazonで販売されているものとAliexpressで販売されているものだと、Aliexpressの方が質がいいように思えます。
バブラー付属、バッテリー容量1800mah、Amazonより安い、マウスピースはさほど熱くならない。

中華サイトをすすめるわけじゃないですが、Aliexpressから買った方がコスパのいい機種が届く気がします。

 

[さいごに]

率直な感想を書けば
「そんなに悪くない、むしろ良い」という評価です。
ただしコンセプトが微妙。超ポータブルならHerbva 5Gを運用すれば良いわけですし、バッテリーと喫味にこだわるなら高評価のミドルレンジ買えばいい。
Herbva 5Gの喫味が好みで、もうちょっとバッテリーが保つとよかったのに・・と思う人のセカンドチョイスがHerbva Xになりそうですが、そういう人はHerbva 5Gを2本買いそうな気がします。


1本だけ超ポータブルを持ち出そうという時に、比較相手を前出の

Davinci Miqro、Boundless CFC Lite、AirVape XS GO、FocusVape Pith、Herbva 5G

あたりとしますと
Miqro:700-900mah 交換式
CFC Lite:700-900mah 交換式
XS GO:1200 mah
Pith:850 mah
5G:1100 mah

ですから、バッテリー面では1800 mahのHerbva Xに分がある。(交換式には無限の可能性がありますけども)

 

バッテリー内蔵タイプは、特にHerbva Xの構造を見ますと、粉シャグ詰まって最後には基板とバッテリーがダメになるのは目に見えてますから、半年〜1年の使い捨てという見方をすればHerbva 5Gを2500円で買って使い倒す方がコスパ的にも良いのかもしれない。
その点は超ポータブルのDavinci Miqroはメンテさえ怠らなければずっと使えるあたり、さすがハイエンドという気もします。

 

何が書きたいのかよくわかりませんが、Herbva Xは値段・喫味・ポータブル性・バッテリーを総合的に考えると(Aliexpress版に限ると)コスパは優れている良い機種に思えました。

購入の際にはバブラー付属かどうか、バッテリー容量が1800mahなのか確認してからの購入をおすすめします。

 

記 2019/3/14