<前書き>
このブログは喫煙を推奨するものではありません。
タバコは健康を害します。できる限り吸わない方が良いものです。
紙巻きタバコから離脱できない方、少しでもタールによる健康被害を減らしたい方、
タバコ代を節約したい方、そういった人たちが最終的に禁煙へ向かうための情報提供を目的に作成しております。
ヴェポライザーのレビューは全て主観になります。
私が感じた印象は、実際にヴェポライザーを利用するかた達の印象とは異なるかもしれません。
喫煙は二十歳になってから。
その他、細かい詳細についてははじめにをご一読ください。
<第三十弾>
Weecke Fenix mini(クリックでAmazon販売サイトに飛びます、アフィ注)
Weecke本家の販売ラインナップからFenix miniは消えてますね。生産終了扱い?
サッカー見てて思ったのですが、Gpen proやSolo2のように瞬発的に濃い喫味を出すヴェポライザーって高い評価になりがちで美味いのは確かですけど、
前半45分をシャグ交換少なくダラダラ楽しむヴェポライザーもやっぱり需要が大きいと思うんです。これは使い続けないと気づけない特性ではあるんですが、そういうヴェポはむしろ少ない。
PAX 3, Davinci IQ, Vivant Alternate, そしてFenixあたりがこれに該当するんでしょうか。このFenix miniがFenixと同様にダラダラ系なら、それはそれで需要がありそうだけど、さてどうでしょうか(もちろんFury 2と同様に着香美味い系だとしても大当たりですけど)
Fenix miniとSutra mini、そしてFuryがおそらくOEM製品で同時期に販売されています。
[結論先取り このレビューに書かれていること]
・非着香でシャグを選べばそこそこの喫味を出します
・着香は自分が試したシャグではあまり良い喫味は出ませんでした
・ハイブリッドを標榜していますが、コンダクションの喫味しか出せていません
・ここなら安いよ
[外観]
小さい。
小さい。(左からFenix mini, Fury 2, Fenix, Vivant Alternate)
小さい。(左からFenix mini, Davinci IQ, Fury 2)
上の大きいボタンが電源ボタン、下の2つのボタンが温度up/down
お尻にMicroUSB充電ポート
起動時ロゴとセッション時ディスプレイ。カウントダウン方式を採用してるのは素晴らしい。
チャンバーとマウスピース。まだ吸ってない時の写真なのでピカピカ。コンベクションのチャンバーです。
[性能]
・ヒートアップタイム 20度 → 190度 25秒(!)
・電源ボタン5クリックで起動(Fury 2は3クリック)
・電源onで自動ヒートアップ、カウントダウン後自動off
・重さは132グラム(Fury 2は140グラム) 8グラムの差は?
[喫味]
一応Fury 2と同じシャグで評価してみようと思います。Puffitupの指示通り、最高温度で空焚きを2回行った後、喫味チェック。
<非着香 チェシャグ 赤 190度>
旨味、酸味を伴うクリアな喫味が感じられます。キックは幾分弱いですが、比較的喫味は濃いです。ミストも比較的多い。Fury 2で「まろやか」と感じた喫味は、Fenix miniではあんまり意識されず、むしろ思ったより濃いというのが感想です。
セッション終わりには焦げに起因するのか渋さが出てきました。コンベクションやコンダクションの風味の変化などもあまり感じませんでした(喫味はコンダクションです)。ストレートな、素直な喫味です。
プラ臭さなどは感じません。
<着香 チェシャグ 緑 190度>
薄いですね、そして旨味も弱い、キックも弱いです。メンソールがほのかに香るシャグを吸ってるというだけで、中華安ヴェポと喫味はさほど変わりません。
残り80秒ほど(2分経過したぐらいから)幾分メンソールと旨味が乗り始めますが、時すでに遅しという感じです。
1セッション目でチャンバーが温まった後、チェ緑をいれてすぐにセッションを始めると標準的なコンダクションの喫味を楽しむことはできます。
体調による喫味の違いなんかがあるかもしれないと思って直後にFury 2でチェ緑吸いましたが、Fury 2で最初に感じるのは「クリアさ、旨味」、Fenix miniで最初に感じるのは「ぼやけたぬるいメンソール」なのでベツモノです。
しっかりチャンバーが温まった後のチェ緑は、「普通」です(比較相手はHerbvaとかecoとかFenixとかその辺)
<着香 コルツ グリーンティー 190度>
Fenix系の評価をしてる人たちのコルツ グリーンティーの評価をみると「トイレの芳香剤のような」という喫味評価を見ますが、言いえて妙だと思います。
バックグラウンドにわずかにグリーンティーの風味は乗るのですが薄いために、かつ何か別の雑味(おそらく不均質なチャンバーの加熱によるもの)が乗るので、居酒屋のトイレでなにかを誤魔化してるようなそんなフレーバーになります。
セッション終わりまで「これは」と感じられるような喫味なく、なんとなくグリーンティー的な何かを吸い、終わります。残念。
スタンレーとか、他のも吸おうと思いましたが、パス。うまくない。
[メンテナンス、使い勝手]
シャグは、一応構造上はコンベクション的ななにかを採用しているので、掻き出し棒を使えばスムーズに取り除けます。マウスピースも丸洗い、無水エタノールやイソプロピルアルコールで清拭すればいいと思います。
[ここなら安いよ]
Alibaba, DHgateでの販売はありませんでした。
・Amazon(アフィ注意、7,980円)
・楽天市場(アフィ注意、7,980円)
Qoo10.jpでも7,980円で購入できます。
[さいごに]
Fury 2と大きく喫味の違いが出たわけですが、原因は
「コンベクションとして機能していない」
「チャンバーの加熱が不均質なため、シャグの加熱ムラが生じ雑味が混じる」
これに尽きるでしょう。チャンバーの精度は価格差にかなり反映されるものなので、価格差なりの(あるいはそれ以上の)差が出てしまっているのが現実だと思います。
Puffitupの評価は適切だと思いますし、Fury 2とFenix miniは外見はまったく同じでも中身が異なることがはっきりわかりました。
Fenix miniが特別悪いヴェポライザーというわけではないです、特にハイタバコ(黄)、アメスピオリジナル(水色)、バイオリンなどではなかなかの喫味を出しますし、シャグの選択によって良い喫味を出すヴェポライザーだと思います。